2010-06-30(Wed): 先週の京阪神ツアーで気づいたこと−同志社大学図書館での講習会場所の斬新

先週はほとんど週の半分は関西にいたのだが、ほほう!と思ったものを幾つか紹介しておきたい。

一つは、

・「同志社大学図書館講習会で「ウェブ情報の効果的利用法−検索エンジンからウェブを理解する」と題して講義(2010 年度前期)」(編集日誌、2010-06-25)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100630/1277829030

で紹介した同志社大学図書館講習会である。この講習会は今出川京田辺の2つの校地で行うのだが、京田辺にあるラーネッド記念図書館での講習会は、1FのエントランスにあるPCコーナーを使っての講習会だった。

ラーネッド記念図書館での講習会はもう何年もやっているのだが、これまでは別室のPCラボという図書館内ではあるが、いわば隔離された教室行っていたのだが、今回は階段を挟んで、向かいにはつい先日新設されたCo☆laboと称するオープンスタディズのコーナーがある。

・「ラーネッド記念図書館(1階)にCo☆labo(学習施設)を新設」(同志社大学図書館、2010-06-21)
http://www.doshisha.ac.jp/library/news/colabo.html

図書館の利用者が行きかう場での講習会の開催は、受講者だけでなく行きかう学生の視線を気にすることになり、講師としては実にやりがいのあるスペースだった。最近、大学図書館では、ラーニングコモンズと呼ばれる学習環境の整備が進められているが、ぜひこういった使い方を考え、試みてほしい。同志社大学のラーネッド記念図書館では、特にラーニングコモンズと名乗ってはないが、実質的に開かれた新しい学びのスペースを図書館内につくれている。