2010-11-03(Wed): 嬉しい知らせ−斉藤淳著『自民党長期政権の政治経済学−利益誘導政治の自己矛盾』

自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾

Twitterで懐かしいお名前を目にした。「斉藤淳さん」。

・斉藤淳 (junsaito0529) on Twitter
http://twitter.com/#!/junsaito0529

ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) の創刊2年目に掲載した特集「データ・アーカイブ」に飯田修さんとの共著で「インターネット上でのデータの公開と共有について」をご寄稿いただいた方だ。

・ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) 第036号(1999-07-25)
http://archive.mag2.com/0000005669/19990726011000000.html
http://archive.mag2.com/0000005669/19990726012000000.html

その後、2002年に斉藤さんが衆議院議員になられ、ご多忙を極めていらしたこともあり、すっかりご無沙汰してしまっていた。その後、大学に戻り、学業に専念されているとうかがっていたが、いまはイェール大学政治学科准教授の任にあるとのこと。

・斉藤淳
http://pantheon.yale.edu/~js454/indexj.html

そして、この夏には、長年の研究成果をまとめた単著を刊行されたいた。

・『自民党長期政権の政治経済学−利益誘導政治の自己矛盾』(勁草書房、3150円、2010年)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326301902/arg-22/

  • 第1章 自民党長期政権の謎:政治不信にもかかわらず政権が続いたのはなぜか
  • 第2章 自民党型集票組織と投票行動
  • 第3章 人口動態と選挙戦略:長期的趨勢への政治的対応
  • 第4章 支持率の変動と選挙循環
  • 第5章 集票のための補助金
  • 第6章 利益誘導と自民党弱体化:我田引鉄の神話
  • 第7章 利益誘導と政界再編
  • 第8章 選挙制度改革と政策変化:政権交代への道のり
  • 第9章 同時代史としての自民党長期政権:逆説明責任体制の帰結

http://www.keisoshobo.co.jp/book/b67962.html

夏の時点での刊行に気づかなかった不明を恥じるばかりだが、この本の刊行は本当に嬉しい。早速一部注文した。じっくりと拝読しよう。