広島大学図書館、デジタル郷土資料館に「広島大学所蔵奈良絵本・室町時代物語」を追加(2005-03-17)

広島大学図書館がデジタル郷土資料館に「広島大学所蔵奈良絵本・室町時代物語」を追加した(2005-03-17)。奈良絵本は、室町時代後期から江戸時代中期にかけてつくられた絵入りの写本。ここでは、広島大学が所蔵する奈良絵本と室町時代の物語本のうち、「伊勢物語」「すヽめの夕かほ」「硯わり」「住吉物語」「たはら藤太」「中将姫」「つるのしうけん」「はちかつき」「花世姫」「ふんせう」「やしまのさうし」「横笛草紙」「よしのふ」「頼豪阿闍梨絵巻」の14作品について、画像、翻刻、解題が公開されている。電子化された資料のすばらしさはいうまでもないが、それ以上に解題に附された参考文献や研究文献から、その文献を広島大学蔵書目録検索で検索した結果にリンクしている点がよい。また監修者や解題、翻刻の担当者だけでなく、サイト作成者の氏名が明記されていることも評価したい。

広島大学所蔵奈良絵本・室町時代物語
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/dc/kyodo/naraehon/muromachi_top.html
・デジタル郷土資料館
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/dc/kyodo/
広島大学図書館
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/