2005-09-02(Fri):

文化庁が「著作権契約書作成支援システム」を再公開した(2005-08-31)。元々、5月に公開したが、サイト上にMac OS Xで表示されるアイコンを無断使用していたことが明らかになり、5月末に一度閉鎖されていた。その後、文化庁アップルコンピュータに謝罪し、再チェックを行い、今回の再公開となったらしい。だが、文化庁のサイトでは、一連のトラブルについては一切ふれられていない。よりにもよって、文化庁著作権課の著作権に関するサイトで著作権に関わる問題を引き起こした以上、経緯の説明はあって当然と思うのだが、文化庁職員の感覚はどうなっているのだろうか。「ITmedia」誌の報道によれば、当事者間で謝罪済みであるから、説明は不要であるという考えらしい。だが、この考えは、勘違いもはなはだしい。ほかならぬ文化庁著作権課の著作権に関するサイトで、このような問題が起きたからこそ、大きな騒ぎになったということを理解してほしい。

著作権契約書作成支援システム
http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/c-system/
文化庁
http://www.bunka.go.jp/
・「アイコン無断使用で停止の文化庁システムが2カ月ぶり再開」(ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/01/news095.html