東京大学附属図書館、東京大学学術機関リポジトリ(UT Repository)を公開(2006-04-03)

東京大学附属図書館が東京大学学術機関リポジトリ(UT Repository)を公開した(2006-04-03)。公開されている資料はまだ数千点の規模にとどまるが、今後どの程度成長していくか注目したい。
サイト構築には学術機関リポジトリの共通仕様の一つであるDSpaceが使われている。これはDSpaceそのものの問題だが、DSpaceで構築された学術機関リポジトリは見た目や使い勝手に大きな課題がある。東京大学学術機関リポジトリ(UT Repository)の場合も、せっかく美しく見やすいトップページを用意しているが、実際にリポジトリを使おうとするとがっかりしてしまう。かねてより指摘している「機関リポジトリ」という名称の是非とともに、機関リポジトリのサイトとしての使い勝手や見栄えも検討されていく必要があるだろう。

東京大学学術機関リポジトリ(UT Repository)
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/
・「「東京大学学術機関リポジトリ(UT Repository)」の公開について」(2006-04-03
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_06_04_03.html
東京大学附属図書館
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/
・「機関レポジトリ」のままでよいのか −訳すことを通した理解と浸透(2006-03-25(Sat)の編集日誌)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060326/1143337490