法政大学大原社会問題研究所、高野岩三郎とD.リャザーノフとの往復書簡(1928〜1930年)を公開(2006-04-14)

法政大学大原社会問題研究所高野岩三郎とD.リャザーノフとの往復書簡(1928〜1930年)を公開した(2006-04-14)。高野岩三郎は戦前期の社会運動家、労働運動家であった高野房太郎の弟。岩三郎自身は社会統計学者として活躍し、後には大原社会問題研究所の所長や日本放送協会NHK)会長などを歴任した。対するD.リャザーノフはマルクスエンゲルス研究所の初代所長を務め、『第一次マルクス・エンゲルス全集』の編集者であったことで知られるが、後にスターリンと対立し銃殺されている。
さて、今回公開されたのは、1928年から1930年にかけて両者の間で取り交わされた書簡の画像で、主に『日本マルクス主義文献』(1929年)の内容に関するやりとりを収めている。資料そのものはモスクワにあるロシア国立社会=政治史アルフヒーフ(旧マルクスレーニン主義研究所アルヒーフ部門)に所蔵されており、公開された画像は大村泉さん(東北大学)が撮影・複写したものである。

高野岩三郎とD.リャザーノフとの往復書簡(1928〜1930年)
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/rjazanov/
・法政大学大原社会問題研究所
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/
・高野房太郎とその時代
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/tfcontents.html
・二村一夫 著作集
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/