国立国会図書館、「国立国会図書館の役割とは?」を公開

国立国会図書館が「国立国会図書館の役割とは?」を公開した(2006-05-15)。2006年2月10日に公開した「国立国会図書館の役割について」を中心に、「国立国会図書館月報」や「図書館雑誌」に掲載された記事を電子化し掲載している。このページの冒頭に、

最近、国会事務局改革や当館の「独立法人化」問題に関連して当館に言及されることが多いため、このページでは、当館の役割を多くの方々にご理解いただくための資料を掲載します。

とあるように、国会事務局改革のなかでの国立国会図書館独立行政法人化構想とそれをめぐる議論への対抗言論としての発信だろう。このページへのリンクが国立国会図書館のトップページ右下に常設されており、この問題に対する国立国会図書館の姿勢がうかがえる。
賛否いずれにせよ、また国立国会図書館に限らず、自らの役割に自己言及する場を持つことには大きな意味がある。国立国会図書館には外部の意見の紹介や収集など、継続的な取り組みとしてほしい。そして、このような取り組みを行うことが、決して特異なことではなくなるよう、他の機関にもぜひみならってほしい。

国立国会図書館の役割とは?
http://www.ndl.go.jp/jp/role/
国立国会図書館の役割について
http://www.ndl.go.jp/jp/role/data_01.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/
2006-02-02(Thu)の編集日誌「国立国会図書館独立行政法人化構想に接して」
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060204/1139046886