著作権保護期間の延長問題を考える国民会議、サイトを公開

2006年11月8日に設立を発表した著作権保護期間の延長問題を考える国民会議のサイトが公開されている(公開日不明)。同会議は、著作権保護期間の延長問題について、権利者団体や利用者団体の間の議論に留まることなく国民的な議論を尽くすことを求めており、クリエイター、アーティスト、企業関係者、図書館関係者、研究者、法律家なら64名の発起人によって構成されている。
もし著作権の保護期間が70年に延長されれば、インターネットで築き上げられてきた電子テキストの中には、公開の継続が危ぶまれるものも少なくない。電子テキストを公開してきた研究者にとってもけっして他人事ではないはずだ。電子テキストに関わってきた研究者の方々はこの問題をどうとらえるだろうか。
なお、12月11日(月)の午後5時30分から午後8時まで、東京の東京ウィメンズプラザ円形ホールでこの問題を扱う第一回目のシンポジウムが開催される。シンポジウムへの参加は無料だが、サイトで事前に申し込む必要がある。


著作権保護期間の延長問題を考える国民会議
http://www.thinkcopyright.org/
・「「議論尽くさない著作権保護期間の延長にNO」・作家や弁護士らが団体発足」(IT-PLUS、2006-11-08)
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
・「著作権の保護期間延長に慎重論議を 別役実氏ら申し入れ」(朝日新聞、2006-11-08)
http://www.asahi.com/culture/update/1108/018.html
・「クリエイターら、著作権保護期間延長の議論を呼びかける国民会議発足」(INTERNET Watch、2006-11-08)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/11/08/13870.html