2007-01-03(Wed): 研究者の個人サイトにはまる理由

ときおり、「なぜ研究者でもないあなたが、研究者の個人サイトに関心を持つのですか?」と尋ねられる。いまとなっては趣味と実益がかなった、もはや生活の一部であって、明確な答えはないように思うこともある。だが、少し格好をつけていえば、

・食品の原材料ウェブサイト公開
http://web.sfc.keio.ac.jp/~ako/food.html

こういう発信をみつけた瞬間の感動(Magic Moment)を忘れられないからなのだろう。

この「食品の原材料ウェブサイト公開」は、折田明子さんのサイトで公開されているコンテンツ。

・Ako's Page(折田明子さん)
http://web.sfc.keio.ac.jp/~ako/

折田さんの専門分野はオンラインコミュニケーションであり、「食品の原材料ウェブサイト公開」は個人的な関心事項という。だが、ここで整理されている情報や、ブログに記されているここに至るまでの過程を知ると、専門を超えたところで発揮される「知」に大いに感心し刺激を受ける。

・「食品サイト:原材料が分からない食品詳細」(Empowerment blog、2006-07-27
http://blogs.itmedia.co.jp/ako/2006/07/post_d7bc.html
・「食品サイト(2):質問文を変えてみた」(Empowerment blog、2006-08-02
http://blogs.itmedia.co.jp/ako/2006/08/post_af79.html
・「これなら食べられる!ための情報」(Empowerment blog、2006-12-21
http://blogs.itmedia.co.jp/ako/2006/12/post_2c3a.html

本来の専門ではないところで、むしろ本来の専門ではないところでこそ発揮される「知」に、私は学問の力を感じて感動するのだと思う。

さて、折田さんの個人的な関心は、誰にも関わりのあることと思う。これをお読みの方で情報をお持ちの方はぜひ折田さんにアドバイスをしていただけるとうれしい。