広島大学図書館、今中文庫を公開(2006-12-12)
広島大学図書館が今中文庫を公開した(2006-12-12)。今中文庫は同大元教員の今中次麿さん(1893年生〜1980年没)の旧蔵書で構成されており、広島藩士だった今中家に伝わる江戸時代の武家文書を収めている。特に江戸後期の広島藩士・今中相親が記した「今中大学日記」は広島藩政史の第一級史料という。今回電子化され公開されたのは、今中文庫の一部だが、当時の広島藩士の生活をうかがい知れる資料が多数含まれている。
なお、資料はすべて広島大学学術情報リポジトリ(HIR)に収められており、今中文庫のサイトから広島大学学術情報リポジトリ(HIR)にリンクする形式となっている。これはこれで機関リポジトリの有効な活用方法ではあるが、利用者の側からするとクリックの手間が1回増えており、また資料がPDF形式で公開される形となり、利便性の観点からは課題を感じる。
・今中文庫
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/ib/top.html
・広島大学図書館
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/