2007-08-06(Mon): あれこれブログ読み−岩波新書『金融NPO』評、科研費に音楽学、徳之島先駆者の記録、批判する友人の有無、政治団体会計のXML化
読んでいるブログの気になった記事を紹介。
田中秀臣さんが、
・『金融NPO−新しいお金の流れをつくる』(藤井良広著、岩波新書、2007年、819円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004310849/arg-22/
を絶賛している。
これは必読。というか、今日現在(はてな界隈だけみても)、誰も言及してなさすぎ。もっと注目すべき本
・「まさにいぶし銀の名著、藤井良広『金融NPO』」(Economics Lovers Live、2007-07-25)
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070725#p3
これほどのおススメぶりをみると、読んでおかなくてはいけないという気になる。
栗原詩子さんは、
・平成20年度科学研究費補助金 系・分野・分科・細目表の別表(時限付き分科細目表)について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/07062509.htm
で発表された科学研究費の区分見直しを受けて、
科研費の「芸術学・芸術史・芸術一般」のキーワードに「音楽学」が組み込まれました。
・栗原詩子「科研費に音楽学」(ここなら安全!、2007-07-30)
http://blog.livedoor.jp/musiclef/archives/51047344.html
とひそやかに喜びをあらわしている。しかし、「音楽学」がこれまでなかったことに逆に驚く。
高梨修さんには、
・徳之島先駆者の記録
http://www.sokuhou.co.jp/library/tokunoshima/tokunoshima01.html
の存在を教えられる。
高岡善成監修・松田清編『徳之島先駆者の記録』(1999、徳之島の先人を偲ぶ会発行)のWEB版が公開されていました!
・「よみごたえあります!『徳之島先駆者の記録』WEB版!」(奄美諸島史の憂鬱、2007-07-28)
http://amamiislands.blog52.fc2.com/blog-entry-285.html
地域史の資料は数限りなく広がっていることを実感する。
川瀬貴也さんの
・「学歴ではなく「批判する友人」の有無」(川瀬のみやこ物語 episode2、2007-08-03)
http://takayak.moe-nifty.com/episode2/2007/08/post_a6fe.html
は、安倍首相論として以上に大学論として学ぶところが多い。
僕は学歴、というより大学というのはどのような場所かというのを考えて、一つ思い至った。
それは「自分を批判してくれるような友人に出会う場所」ということである
まさに至言。
最後は山口浩さん。
政治団体の会計にも、XBRLみたいなやり方を取り入れるべきだ。政治団体の会計もXML化すれば、開示情報の二次利用性の向上が図れるほか、開示書類等に関するチェック機能の強化、審査支援機能の強化が期待できる
・「政治団体の会計もXML化すべきではないか」(H-Yamaguchi.net、2007-08-04)
http://www.h-yamaguchi.net/2007/08/post_c6cd.html
まったく賛成。そして、研究資金についても、
・科学研究費補助金データベース(KAKEN)
http://seika.nii.ac.jp/
についても同じことを思う。