2007-08-15(Wed): 会員向けコンテンツの是非
一戸信哉さんが、
・「アジア経済研究所図書館、フォトアーカイブスに「1960年のインド:変化の予兆を写す」を追加」(新着・新発見リソース、2007-08-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070813/1186932268
・「アジア経済研究所図書館、アジア動向データベースを公開」(新着・新発見リソース、2007-08-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070813/1186932269
をとりあげてくれている。
・「アジア経済研究所 - フォトアーカイブス「1960年代の開発途上国」とアジア動向データベース」(ICHINOHE Blog、2007-08-13)
http://shinyai.cocolog-nifty.com/shinyai/2007/08/post_eea0.html
アジア動向データベースに対するコメントにうなずかされる。
ただそれよりも問題なのは、制限されたコンテンツは、インターネット全体のデータベースに組み入れられないということだ。
(中略)
アジ研の持つこうしたデータは、公共的資源として社会に無償で還元されるべき最たるものであるように思うし、それはアジ研という組織の「効率性」とは切り離して議論されるべきものである。
(後略)
実際のところ、アジア経済研究所が必要とする予算に対して賛助会員制度による収入はどれくらい貢献しているのだろうか。おそらくはあるに越したことはないが、欠かせないものとも言い難いところではないか(このデータは後日調べたい)。ともあれ、アジア経済研究所という組織の必要性を社会に訴えていくには、むしろ保有するデータをすべて無料で公開することが一手ではないかとも思う。