2007-09-02(Sun): 「日本語学」2007年7月号の特集「電子辞書」

もうバックナンバーになってしまうが、特集「電子辞書」に惹かれて「日本語学」2007年7月号を読む。目次は以下の通り。

  • 阿部圭子「電子辞書の使用実態と普及の要因」
  • 山口昌也「電子辞書と冊子体辞書の記述内容、使い勝手を比較して−広辞苑を両方で引いてみる」
  • 朴良順「子供たちの電子辞書利用−日韓バイリンガル中高生の場合」
  • 横山昌一「国語辞書の電子化の流れ−ネット辞書・パソコン辞書・電子辞書」
  • 石塚修「検索エンジンは国語辞典として使えるか」
  • 矢澤真人「ユビキタス辞書の時代」

期待していたほどではなかったが、論考の大部分は有用なところがある。ただし、「検索エンジンは国語辞典として使えるか」には非常に不満が残る。著者がインターネット、検索エンジン、辞書サイトを区別せずに論を進めており、編集部の人選自体を不思議に思う。

・「日本語学」2007年7月号
http://www.meijishoin.co.jp/search/?BOOK_ID=ZAS003230
・「日本語学」
http://www.meijishoin.co.jp/zassi/
明治書院
http://www.meijishoin.co.jp/