大阪府の博物館を支援する会、ブログ「大阪府の博物館をみんなで支援しよう」を公開(2008-03-06)

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大阪府の博物館を支援する会がブログ「大阪府の博物館をみんなで支援しよう」を公開した(2008-03-06)。

大阪府の博物館をみんなで支援しよう
http://osakahakubutukan.blog.shinobi.jp/

大阪府の博物館を支援する会は、以下の発起人・世話人・幹事団体で構成されている(敬称略)。

大阪府知事橋下徹さんによる施策への賛否は別として、すばやい立ち上がりは評価したい。しかし、ブログ上部に、

橋下徹知事による大阪府の博物館施設「見直し」に反対します。皆様の賛同をお願いいたします。

と掲げるだけで、具体的な問題点の指摘がなく、いささか一方的な主張にとどまっている印象がある。このままでは幅広い支援は得にくいのではないだろうか。すでにコメント欄にも読者からの声が寄せられているが、開設者側は一切その声に答えていないのもいただけない。

また、このような署名活動の際にしばしば思うのだが、ウェブ上での活動の成否は多分に発起人や世話人に名を連ねている方々がそれまでウェブで活動しているかにかかっているように思う。発起人や世話人の中で現時点で大学に在籍している方々について調べてみたが、11名のうちどなたも個人サイトを持っていないようだ。常日頃からウェブでの情報発信を試み、一定人数が参照する個人サイトを持っていれば、このような活動の伝播力も異なってくるのだが……。

また、幹事団体の大阪歴史科学協議会に至っては、学会サイトを持っていないようだ。なお、もう一つの幹事団体である大阪歴史学会は、サイト上で

大阪府の博物館の存続と事業継続を支援願います【PDF】
http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/sien.pdf
大阪府の博物館施設「見直し」に対する要望書【PDF】
http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/youbou.pdf

を公開し、この

大阪府の博物館をみんなで支援しよう
http://osakahakubutukan.blog.shinobi.jp/

も紹介している。

・大阪歴史学
http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/

だが、この情報発信も決して洗練されてはいない。少しでも多くの人に問題を伝え、賛同を得るためには、まず発信する情報にふれてもらわなくてはいけない。そのためにはPDF形式ではなく、気軽に参照できるhtml形式で文章を公開したほうがよいだろう。

・「指定管理者制度の疑問」(編集日誌、2008-02-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080217/1203253446