2008-11-13(Thu): 神戸の印象−UCC珈琲博物館、スイーツの本店、餃子の発祥地
夕方の打ち合わせまで、市内を散策。
まず、念願のUCC珈琲博物館へ。
・UCC珈琲博物館
http://www.ucc.co.jp/museum/
想像していたよりは、はるかにしっかりした展示内容だった。ただ、ミュージアムグッズにはそれほどめぼしいものがなく残念。一昨日の第3回ARGオフ会@京都でもその話題がでたのだが、最近、ミュージアムグッズに関心を持っている。すでにこれはすばらしいというグッズをいくつか手元に持っているので、いずれ紹介しよう。
・「同志社大学図書館講習会で「ウェブ情報の効果的利用法−検索エンジンからウェブを理解する」と題して講義(2008年度後期)/第3回ARGオフ会@京都を開催」(編集日誌、2008-11-11)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20081114/1226590056
以下、展示を通して知ったことのメモ。
日本初の喫茶店は1888年(明治21年)に東京下谷で開業した可否茶館。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーに、開業時に配られた「可否茶館広告 附世界茶館事情」が収められている。
・可否茶館広告 附世界茶館事情
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=40034847&VOL_NUM=00000&KOMA=1&ITYPE=0
また、可否茶館に関する本も出されている。
・星田宏司著『日本最初の喫茶店−「可否茶館」の歴史』(いなほ書房、2008年、1575円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4434117920/arg-22/
その他、探してみると、
・日本コーヒー文化学会
http://www.jcs-coffee.org/
・国立国会図書館 - 第124回常設展示「喫茶店がくれたもの−その意味と役割」(2003-02-04〜2003-03-31)
http://www.ndl.go.jp/jp/gallery/permanent/jousetsu124.html
といろいろな情報があるものだ。
もう一つ。これは日本からの観光客には有名なのかも知れないが、イギリスはロンドンにも同じような博物館があるらしい。現在は改装のため休館中らしいが、機会があれば訪れてみたいものだ。
・ブラマー紅茶珈琲博物館(The Bramah Museum)
http://www.teaandcoffeemuseum.co.uk/index-jp.html
また、戦前にはコーヒーの専門誌が発行されていたという。誌名を思い出せないのが残念。
その後、三宮、元町、南京町界隈を散策。スイーツの有名店の本店が多いことをあらためて実感する。
南京町では元祖ぎょうざ苑という餃子発祥の地の候補の一つが気になった。発祥店を謳う店は全国に他にもあり、いったいどこが日本初といえるのだろう。神戸方面で検索演習をすることがあれば、いい題材になりそうだ。
ところで、
・「神戸芸術工科大学「新しい時代の図書館研究会」で講演」(編集日誌、2008-11-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20081114/1226590055
でご一緒した村上浩介さん(国立国会図書館)の資料が公開されている。
・「新しい時代の図書館研究会」(仮称)第1回研究交流会(11/12)講演資料
http://current.ndl.go.jp/node/9351
ぜひご一読を。