統合データベースプロジェクト、生命科学系データベースアーカイブサービスを公開(2009-03-18)

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文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクトが生命科学系データベースアーカイブサービスを公開した(2009-03-18)。

生命科学系データベースアーカイブサービス
http://dbarchive.lifesciencedb.jp/
・統合データベースプロジェクト
http://www.lifesciencedb.jp/
・ライフサイエンス統合データベースセンター
http://dbcls.rois.ac.jp/

生命科学関係のデータベースのうち、

  1. ゲノム・ポストゲノム分野の主要プロジェクト一覧
  2. BodyParts3D
  3. 施設名辞書
  4. 遺伝子名称シソーラス

の4つをダウンロードできる。これはデータ共有化の実現を目的としたもので、アーカイブサービスのトップページにその精神が示されている。

いくら良質なデータベースでも、説明が十分でない、利用条件が明確でない、ダウンロードできないなどの理由で十分に利用され引用される機会を逃していることがあります。

DBCLSでは、国内の生命科学プロジェクトデータの共有化を推進しています。

データを、利用条件や画一的な説明とともにダウンローダブルな形で一箇所に集積することで、データへのアクセスの増大とデータマイニング等の再利用による生命科学分野への貢献を期待しています。

ここで提供されるデータベースは各研究機関から委託を受けたもので、統合データベースプロジェクト側で各データベースにメタデータを附し、共通フォーマットを適用することによって、データベースの利用増加を図るとしている。また、上に引いた「利用条件が明確でない」という問題意識から利用許諾条件も提供しており、ここではクリエイティブ・コモンズが採用されている。

非常によくスキームが練られた試みといえるだろう。生命科学の分野にとどまることなく、同様の取り組みが他の分野にも広がっていってほしい。