渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター、実業史錦絵絵引を公開(2009-07-15)

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渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターが実業史錦絵絵引を公開した(2009-07-15)。

・実業史錦絵絵引
http://www.ebiki.jp/
・「「実業史錦絵絵引」公開」(実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」、2009-07-15
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20090715/1247622361
・「「渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引」が公開」(国立情報学研究所、2009-07-16)
http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=921
渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
http://www.shibusawa.or.jp/center/
渋沢栄一記念財団
http://www.shibusawa.or.jp/

これは、

・実業史錦絵プロジェクト
http://www.shibusawa.or.jp/center/nishikie/

の一つとして作成されたもので、

・実業史錦絵絵引ギャラリー
http://ebiki.jp/gallery/
・絵引データベース
http://db.ebiki.jp/

から成っている。「絵引」という言葉は渋沢敬三の造語とのことだが、「字引」という言葉から連想できるように、絵画資料に対する索引と言えるだろう。

実業史錦絵絵引ギャラリーでは、現在「文部省発行教育錦絵 衣喰住之内家職幼絵解之図」がデジタル化され、絵引が附されている。画像から絵引が附された箇所をクリックすると、絵引データベースの当該個所に移動するようになっている。2つのサービス間をシームレスに移動する様は壮観。現在、デジタル化されている資料はこの1点のみだが、今後「文部省発行教育錦絵 杉・茶・蕨」「諸工職業競」「大日本物産図会」を順次公開していくという。

ちなみに、この絵引の構想は、

・小出いずみ「文化資源を作り出す−(財)渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの活動(「びぶろす-Biblos」平成19年10月号、国立国会図書館、2007-10)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/backnumber/2007/10/02.html
・茂原暢「「情報の扉の、そのまた向こう」−実業史研究情報センターの活動」(本誌第317、2008-04-07)
http://archive.mag2.com/0000005669/20080407011324000.html

らでも語られている。

当面は、渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター内の資料を対象にして絵引編纂が進むのだろうが、たとえば、

・「京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター、伝音アーカイブズで「画像資料にきく「祇園囃子」」を公開(2009-03-10)」(新着・新発見リソース、2009-08-25)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090825/1251193409

で紹介したような絵引の元となるデータも整備されている。実業史研究情報センターには、ぜひ、この発想や技術を他に広めていってほしい。