2010-12-07(Tue): シンポジウム「アーカイブから紡ぎ出される知」と、三重県立図書館シンポジウム「明日の県立図書館」のこと
年末年始にかけてのイベントで、あるいは参加者の集まりに苦戦するかもしれないが、行く価値が高そうなイベントを2つ紹介したい。
2010-12-19(Sun):
シンポジウム「アーカイブから紡ぎ出される知」
(於・東京都/東京藝術大学 上野キャンパス
http://amc.geidai.ac.jp/?p=3059
こちらは以下の講演が予定されている(敬称略)。
1. 北郷悟(東京藝術大学)「3次元アーカイブの可能性」
2. 四方幸子(文化庁委託メディア芸術コンソーシアム)「アートとアーカイブをめぐって」
3. 武田英明(国立情報学研究所)「Linked Dataアプローチによる芸術情報統合の試み」4. 長尾真(国立国会図書館)「アーカイブすることの意味」
普段あまりなさそうな講演者の顔ぶれであり、各氏の講演を受けて1時間半をあてて行われるディスカッションの行方が気になるところだ。
次いで、年明け早々の催し。
2011-01-08(Sat):
三重県立図書館シンポジウム「明日の県立図書館−図書館の新しい可能性と全県域へのサービスについて考える」
(於・三重県/三重県立図書館)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2010110101
先日の図書館総合展の際に、このシンポジウムを企画した三重県立図書館の方にお目にかかり、企画の趣旨をうかがう機会があった。
基調講演に、植島啓司さん(宗教人類学者)、石川直樹さん(写真家・冒険家)を迎え、植島さんをコーディネーターにしたパネルディスカッションには、石川さんに加えて、坂倉加代子さん(三重県立図書館協議会)、萩美香さん(女優)が加わるというこれまた異色な顔ぶれだ。
・NAOKI ISHIKAWA WEB SITE
http://www.straightree.com/
・元ミス日本 萩 美香オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp/mika_hagi/
シンポジウムの副題の後半にある「全県域へのサービスについて考える」というテーマにも注目したい。三重県立図書館には昨年、三重県図書館協会研修会図書館職員専門講座で講師を務めた際に訪れているのだが、三重県は想像以上に南北に長い土地柄なのだが、こういった土地での県立図書館の役割は大いに考えさせられた。関西・東海の方々にとっては、行きやすい場所でもあり、ぜひご参加を。
・「三重県図書館協会研修会図書館職員専門講座で講師」(編集日誌、2009-09-18)
http://www.arg.ne.jp/node/5739