防災科学技術研究所、台風災害データベースシステムを公開

独立行政法人防災科学技術研究所が、台風災害データベースシステムを公開した(2005-06-30)。これは、1951年以降に日本で発生した台風を、台風の名前、発生した時期や地域、そして台風によって発生した災害や被害の内容から検索できる。検索結果では、その台風の経路、台風による災害と被害の発生地点、天気図、衛星画像、降水量、中心気圧や最大風速の変化などが表示され、過去に台風によって引き起こされた災害の実情を把握できるという。現状では、使い勝手の面での配慮が不足しており、一般の人間には使いづらいシステムだが、トップページに掲げている「このシステムを利用することで、過去の台風災害を理解することができます。つまりこのシステムは、台風災害の「温故知新」を実現します」という目標に向かって、改善を続けてほしい。

・台風災害データベースシステム
http://ccwd05.bosai.go.jp/DTD/
・「台風災害の温故知新を実現 「台風災害データベースシステム」の運用開始について」(プレスリリース、2005-06-30
http://www.bosai.go.jp/jpn/koho/press/dtd.pdf
独立行政法人防災科学技術研究所
http://www.bosai.go.jp/