国立科学博物館、サイエンスミュージアムネット(S-Net)を正式に公開

国立科学博物館が、サイエンスミュージアムネット(S-Net)を正式に公開した(2005-08-01)。これは科学系の博物館を対象とした検索エンジンで、事前に登録した博物館のサイトを全文検索できる。可能性を感じさせるサービスだが、検索対象となる博物館が大幅に増えないと「ポータル」としての魅力は高まらないだろう。全国科学博物館協議会の加盟する科学系博物館は255館。しかし、現時点で検索対象となっている博物館は、まだ100館にとどまっている。事前に登録した博物館だけを対象に検索するという方針をやめ、登録の有無に関わらず、すべての科学系博物館を検索対象とするような対策が望まれる。これは科学系博物館の世界では大胆な取り組みと受け取られるかもしれないが、検索エンジンを提供するならば当然の考え方だ。

・サイエンスミュージアムネット
http://science-net.kahaku.go.jp/
・サイエンスミュージアムネット(S-Net)稼働のお知らせ
http://www.kahaku.go.jp/news/sience-m-net/
国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/