法政大学図書館、梅謙次郎文書を公開

法政大学図書館が梅謙次郎文書を公開した(2007-06-04)。梅謙次郎(1860年〜1910年)は民法や商法の起草にあたると同時に、法政大学の初代総理(総長)を務めた法学者。今回公開された梅謙次郎文書は、没後に残された70冊分の文書を電子化したもので、「民法起草材料」など、民法の起草過程を伝える貴重な資料を含んでいる。電子化された文書はiPallet/Limeを使うことでズーム操作しながら閲覧できる。
非常に貴重な資料の公開であり、電子化した法政大学図書館の見識を讃えたい。ただ、梅謙次郎文書の全貌を伝える法政大学図書館所蔵梅謙次郎文書目録が電子化されていないため、文書の全体像がつかみにくい。本文そのものの電子化も重要だが、書誌のような周辺情報の電子化も進め、梅謙次郎文書の全容を伝えていってほしい。

・法政大学図書館所蔵梅謙次郎文書
http://www.hosei.ac.jp/general/lib/rare/Top.html
・「梅謙次郎文書の電子的公開について」(法政大学図書館、2007-06-04)
http://www.hosei.ac.jp/general/lib/3rd_news/news_20070604.html
・法政大学図書館
http://www.hosei.ac.jp/general/lib/