国文学研究資料館、連歌・演能・雅楽データベースを公開

国文学研究資料館連歌・演能・雅楽データベースを公開した(2007-06-25)。名前の通り、連歌・演能・雅楽を一括して検索できるということで、発想や着眼点はおもしろい。だが、そもそも連歌・演能・雅楽の何を検索できるかがよくわからない。トップページに、同館研究情報部データベース室の中村康夫さんによる以下のメッセージが掲載されている。

このデータベースのうち、連歌と演能のデータベースは研究者グループの壮大な取り組みで作成された素晴らしい物である。さらに、今後も拡張される可能性があるが、とりあえずは完成している。それを今回は一つの検索システムに統合した。使いようによって面白い検索も可能になっている。雅楽データベースは、この連歌と演能データベースの公開システム再作成の機会に、何らかの情報レベルの向上を企図しようと試みに作り始めたもので、まだ、ほんの入り口にすぎない。とりあえず、玉葉御堂関白記からデータは採録してみたが、まだとても有用な段階ではない。これは今後の予算の獲得があるかどうかにもより、こういうデータベースが有用であるとの大方の評価が得られるかにもよって、向後、長い年月をかけて消長が決まるものと思う。ご利用いただいて、ご意見を賜れば幸いである。

研究者の熱い思いが伝わってくるが、やはりデータベースそのものの魅力は語られていない。せっかく構築したデータベースだけに、一般公開する際の見せ方を工夫できないだろうか。たとえば、

・「国立歴史民俗博物館、古代中世都市生活史(物価)データベースを公開」(新着・新発見リソース、2005-01-14)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20050114/1136269989

で紹介したように、専門的なデータベースであっても、プレスリリースを工夫することで理解しやすくなるだろう。ぜひ、見せ方や伝え方での工夫を望みたい。

連歌・演能・雅楽データベース
http://base1.nijl.ac.jp/~geinou/
・中村康夫さん
http://www.nijl.ac.jp/~nakamura/
国文学研究資料館
http://www.nijl.ac.jp/