国立国会図書館、NDL-OPACに近代デジタルライブラリーへのリンクを追加(2007-10-17)

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国立国会図書館が同館の蔵書検索機能であるNDL-OPAC近代デジタルライブラリーへのリンクを追加した(2007-10-17)。NDL-OPACで検索した資料がすでに近代デジタルライブラリーで全文公開されている場合、NDL-OPACの書誌情報ページから、近代デジタルライブラリーの書誌情報ページへのリンクが表示される。近代デジタルライブラリーでは、現時点で約9万7000タイトル(約14万3000冊)の資料が本文を電子化した上で公開されており、明言はされていないもののこのすべてについて連携が実現されているのだろう。

ところで、このような機能追加の際にNDL-OPACのトップページ上部に

※ 検索した資料が近代デジタルライブラリーに収載されている場合、書誌詳細表示画面に近代デジタルライブラリーへのリンクが表示されるようになりました(2007/10/17)。

とお知らせが表示されるようになっているが、今回は近代デジタルライブラリーに掲載されたお知らせのほうがわかりやすい。実際の画面イメージも提供されている。

NDL-OPAC国立国会図書館蔵書検索・申込システム)から近代デジタルライブラリーへの連携を開始しました。
NDL-OPACで検索した資料が近代デジタルライブラリーで閲覧できる場合、NDL-OPACの検索結果に表示される近代デジタルライブラリーへのリンクにより、簡便に近代デジタルライブラリーの本文が御覧いただけますので、御活用下さい。(イメージ)

ちなみに国立国会図書館のニュース欄では、

10月17日(水)から、NDL-OPAC国立国会図書館蔵書検索・申込システム)と近代デジタルライブラリーの連携を開始しました。
NDL-OPACで検索した資料の本文を近代デジタルライブラリーで閲覧できる場合、NDL-OPACの検索結果(書誌詳細表示画面)に近代デジタルライブラリーへのリンクが表示されます。
近代デジタルライブラリーは、所蔵する明治・大正期の図書約97,000タイトル(約143,000冊)の本文画像を提供するデータベースです。

と伝えられている。重箱の隅をつつくように思われては困るが、神は細部に宿る。国立国会図書館のトップページのお知らせをみても、NDL-OPACをみても、近代デジタルライブラリーをみても、どこを入口にしても、同等に新機能が利用者に伝わるように広報を揃えてほしい。

NDL-OPAC
http://opac.ndl.go.jp/
近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/
・「平成19年10月17日 NDL-OPACから近代デジタルライブラリーへの連携を開始」(国立国会図書館、2007-10-17)
http://www.ndl.go.jp/jp/information/news.html#071017_01
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/