国立歴史民俗博物館、館蔵野村正治郎衣裳コレクションデータベースを公開
国立歴史民俗博物館が館蔵野村正治郎衣裳コレクションデータベースを公開している(2007-04-11)。京都の古美術商だった野村正治郎(1879年〜1943年)が収集した室町時代から大正時代にかけての服飾・装身具・染織品のコレクションのうち、同館が所蔵する約100点を検索・閲覧できる。ちなみに野村正治郎のコレクションは国内各地、世界各地に分散しており、
当館以外にも、アメリカのロサンゼルス・カウンティー美術館に約70点の裂、同じくアメリカのアリゾナ州にある建築家フランク・ロイド・ライトの資料館タリアセン・ウエストに約50点の裂、同じくアメリカのオークランドの女子大ミルス・カレッジに袱紗56点、ニューヨークのメトロポリタン美術館に着物数領および裂類数枚などが収蔵される
状況という。いずれは各地に分散する資料がウェブ上で一同に会する日も来ることだろう。このデータベースがそのための一助になれるかどうか、注目したい。
・館蔵野村正治郎衣裳コレクションデータベース
http://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/knsi/db_param
・館蔵野村正治郎衣裳コレクションデータベース - データベース概要
http://www.rekihaku.ac.jp/doc/gaiyou/knsi.html
・国立歴史民俗博物館
http://www.rekihaku.ac.jp/