2008-01-03(Thu): 科学技術広報研究会の設立

科学技術広報研究会という集まりができたらしい。

サイエンスアゴラでの「研究機関の広報の役割」セッションがきっかけとなり、科学技術広報研究会がスタートした。広報のスキルをあげていこうという会。

・「科学技術広報研究会」(読書日記、2007-12-27
http://d.hatena.ne.jp/kmokudai/20071227

研究機関の広報に関する動きはここ最近目立っており、以下のような催しが相次いでいた。

2007-08-06(Mon):
研究機関の広報支援ワークショップ
(於・兵庫県理化学研究所神戸研究所)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/news/detail.php?id=121

2007-11-24(Sat):
サイエンスアゴラ「研究機関の広報の役割」
(於・東京都/日本科学未来館
http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2007/071124/2-4.html

さらに少し前だが、以下のような報道や発表があった。

・「産学連携の実現へ、大学・研究機関による企業ニーズの理解が必須−NEDOのアンケート調査から研究者の課題が明らかに(上)」(技術&事業インキュベーション・フォーラム、2006-03-27
http://venturewatch.jp/nedo/20060327.html
・「産学連携を目指す大学・研究機関、戦略的な広報活動に課題−NEDOのアンケート調査から研究者の課題が明らかに(下)」(技術&事業インキュベーション・フォーラム、2006-03-28
http://venturewatch.jp/nedo/20060328.html
・渡辺政輶「大学研究機関における広報体制等に関する調査」
http://www.nistep.go.jp/NISTEP_News/news169/news169.html#1
(「政策研ニュース」169、科学技術政策研究所、2002-11)

また、以下のような催しが開かれたこともある。

2004-02-20(Fri):
学術成果の広報と報道に関するシンポジウム
(於・東京都/国立天文台
http://www.nao.ac.jp/info/20040220/

公私両面で研究機関の広報に関わることがあるが、正直なところ、研究機関の広報はサイエンスコミュニケーションを論じる以前の状況というのが大勢のように思う。広報の仕方によってはニュースバリューが高いものが多いだけに、実に惜しいことだと傍目にも思ってきた。この研究会の設立が現状の改善や全体的な底上げにつながるよう期待したい。