市川市立図書館、蔵書検索(OPAC)に青空文庫のデータを追加(2008-06-**)

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市川市立図書館が蔵書検索(OPAC)に青空文庫のデータを追加した(2008-06-**)。

青空文庫の電子テキストが検索・閲覧できます
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/tosyo/posnew/pos_aozora.htm
市川市立図書館所蔵 資料検索
https://opac.city.ichikawa.chiba.jp/cgi_bin/Sopcstop.sh?p_mode=1
市川市立図書館
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/tosyo/tosmain.htm

すでにこのニュースは、

・「蔵書と青空文庫を一括検索(市川市立図書館)」(千葉県の図書館:図書館NEWS、2008-06-02)
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/chiba_lib/view/20080602/1212398254
・「図書館のOPAC青空文庫」(Copy & Copyright Diary、2008-06-02)
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20080602/p1

によって伝えられているが、OPACで検索した際に当該の書籍の本文が青空文庫で公開されている場合は、検索結果であれば書名の横に[電子テキスト]と表示される。そのまま当該書籍の書誌情報に入ると、青空文庫へのリンク用アイコンが表示され、ここをクリックすると当該書籍に関する青空文庫の図書カードにアクセスできる。

同様の試みとしては、以前紹介した実践女子大学図書館の事例がある。

・「実践女子大学図書館、OPACの検索対象に「青空文庫」収録作品を追加(2007-09-04)」(新着・新発見リソース、2008-02-03)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080203/1202042229

このような図書館の蔵書にとらわれることなく、市民がアクセスできる資料を拡大していこうとする姿勢は歓迎したい。ただ、実用性という観点でいえば、実践女子大学図書館の際にも指摘した課題は解決されていない。各地の図書館で意欲的な試みがなされるようになってきたが、そろそろ実用性という観点でも本格的な試みに出てきてほしいものだ。