経済産業研究所、サイトをリニューアル(2008-06-28)

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経済産業研究所がサイトをリニューアルした(2008-06-28)。

経済産業研究所
http://www.rieti.go.jp/
経済産業研究所の過去のサイト
http://web.archive.org/web/*/http://www.rieti.go.jp/jp/
・「RIETIサイトをリニューアルいたしました」(2008-06-28)
http://www.rieti.go.jp/jp/news/08062801.html

デザインが一新され、トップページの上部には主要コンテンツ間を行き来できるグローバルナビゲーションが採用されている。印象としては以前のサイトよりも使いやすく見える。特に、

・更新情報バックナンバー
http://www.rieti.go.jp/jp/backnumber.html

の新設は歓迎したい。経済産業研究所のサイトはこれまで更新日時が不明確なことが多かったので、この改善には感謝したい。

だが、他方で課題もある。経済産業研究所は研究員やプロジェクト単位での発信に力を入れている。研究所サイトの下に個人や組織を単位としたサイトが無数にぶら下がっているという構造を持っている。これらのサブコンテンツの更新情報を伝えるために、

  • プロジェクトコンテンツ
    • 6月20日更新
    • 「開発援助の経済学」研究会
    • 6月18日更新
    • 企業統治分析のフロンティア
    • 7月4日更新
    • AMU and AMU Deviation Indicators
    • アジア通貨単位(AMU)と東アジア通貨のAMU乖離指標
    • 6月24日更新
    • 地域クラスタセミナー
    • 2月29日更新
    • インセンティブ構造としての『企業法』
  • フェローコンテンツ
    • 7月1日更新 海外レポートシリーズ
    • 国際金融情報スーパーハイウェイの建設現場から(松本秀之コンサルティングフェロー)
    • 4月17日更新 海外レポートシリーズ
    • 欧州からのヒント(白石重明上席研究員)
    • 6月12日更新
    • 中国経済新論(関志雄コンサルティングフェロー)
    • 10月16日更新
    • 林慶一郎のちょっと気になる経済論文(小林慶一郎上席研究員)

というコーナーが設けられている。2007年10月や2008年2月の更新情報が含まれていることは論外だが、それは別として最近更新された箇所をクリックしてみよう。たとえば、

だ。経済産業研究所のトップページには、6月18日更新と書かれているが、リンク先の

企業統治分析のフロンティア
http://www.rieti.go.jp/jp/projects/cgp/

の更新情報には、

2008年4月2日(水)
英語ページに、The State of Corporate Governance in South Korea with Taehoon YOUN interviewed by MIYAJIMA Hideakiが掲載されました。

と出ている。情報が同期していないのである。このようなケースは他のリンクのほとんどに見られる。リニューアルした新し画面と発信に勤しむ多数の個人と組織も、これでは宝の持ち腐れだ。利用者の目線に立った情報デザインをよく考えて改善してほしい。