国土地理院、古地図コレクション(古地図資料閲覧サービス)をリニューアル(2008-07-02)

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国土地理院が古地図コレクション(古地図資料閲覧サービス)をリニューアルした(2008-07-02)。

・古地図コレクション(古地図資料閲覧サービス)
http://kochizu.gsi.go.jp/
・「国土地理院「古地図コレクション」ウェブサイト(古地図資料閲覧サービス)をリニューアル」(国土地理院、2008-07-07)
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2008/0707.html
国土地理院
http://www.gsi.go.jp/

まだコンテンツが残っているが、

国土地理院の古地図コレクション
http://www.gsi.go.jp/MAP/KOTIZU/kotizu-0.html

をリニューアルしたようだ。リニューアルに伴って公開されている古地図の点数が297点
から311点に増えている。また、以前は

  1. 古地図コレクション一覧 その1
  2. 古地図コレクション一覧 その2
  3. 古地図コレクション一覧 その3

と3分類だったが、新しいサイトでは、

  1. 天文図:3点
  2. 世界図:15点
  3. 日本図:14点
  4. 地方図:16点
  5. 国図:60点
  6. 郡図:1点
  7. 都市図:34点
  8. 地域図:17点
  9. 道中図・案内図:28点
  10. 伊能図:7点
  11. アジア図:6点
  12. 戸切絵図:70点
  13. その他:40点

と13のカテゴリによる分類へと変わっている。リニューアルに伴う一連の変化の中で最たるものは、

の各氏(敬称略)の協力による解説文がつけられたことだ。これまでは古地図の画像が電子化されるに留まっていたが、解説文の登場でコンテンツとしての魅力は大いに高まっている。

他方、JavaScriptを多用しているため、サイトとしては使いづらくなったのが残念だ。なによりも以前のサイトであれば、

・改正 北本所中ノ郷石原辺図 全
http://www.gsi.go.jp/MAP/KOTIZU/h104.html

というように特定の古地図に直接リンクできたのが、リニューアルによって基本的にはできなくなってしまった。これは改悪と思う。せっかく電子化した資料の活用方法が限定されてしまうので、ぜひ改善してほしい。