2008-08-30(Sat): メモ−「図書館の最前線」シリーズで読んでおきたいもの

・「「図書館の情報発信―最新の技術と図書館サービス」の反響 #2」(Traveling LIBRARIAN−旅する図書館屋、2008-07-19)
http://d.hatena.ne.jp/yashimaru/20080719#p1

を読んで、「図書館の最前線」シリーズのことを思い出す。

上の記事で紹介されているのは、

最新の技術と図書館サービス (図書館の最前線)
大串夏身編『最新の技術と図書館サービス』(図書館の最前線2)(青弓社、2007年、2100円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4787200364/arg-22/

だが、4月と6月に

課題解決型サービスの創造と展開 (図書館の最前線)
大串夏身編著『課題解決型サービスの創造と展開』(図書館の最前線3)(青弓社、2008年、2100円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4787200380/arg-22/
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN978-4-7872-0038-9.html
読書と図書館 (図書館の最前線)
大串夏身編著『読書と図書館』(図書館の最前線4)(青弓社、2008年、2100円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4787200399/arg-22/
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN978-4-7872-0039-6.html

が相次いで刊行されていた。『課題解決型サービスの創造と展開』(図書館の最前線3)の目次は以下の通り。

  1. 大串夏身「課題解決型サービスを提供する意義について」
  2. 小林隆志「仕事や生活に役に立つと認知される図書館になるために−鳥取県立図書館のビジネス支援事業」
  3. 宮下明彦「上田情報ライブラリーでの青年・女性のキャリアアップと就労支援、ニート支援」
  4. 千種幹子「仕事と暮らしに役立つ図書館をめざして−福岡県立図書館の取り組み」
  5. 中山康子「公共図書館での健康情報サービスの発展をめざして」
  6. 宮川陽子「食育で情報発信−福井県立図書館の取り組み」
  7. 中井康恵「学校図書館公共図書館
  8. 奥村和廣「法律情報の提供サービス」
  9. 桑原芳哉「行政支援サービス」
  10. 大塚由良美「地域文化と図書館」
  11. 山崎博樹、蛭田廣一「地域情報と図書館」

『読書と図書館』(図書館の最前線4)の目次は以下の通り。

『読書と図書館』(図書館の最前線4)

  1. 伊東達也「読書の重要性と図書館」
  2. 村木美紀「子ども・ヤングアダルトと読書」
  3. 荻野玲子、松尾亜希子「読書と学校図書館
  4. 星野渉「日本出版産業の構造変化」
  5. 菊池明郎、植村八潮、橋元博樹「出版社からの発言」
    1. 菊池明郎「フランクフルト市立図書館の試みに学ぶ」
    2. 植村八潮「デジタル読書の形成と図書館」
    3. 橋元博樹「大学図書館の変化とデジタル時代の大学出版」
  6. 湯浅俊彦「読書をめぐる書店と図書館」
  7. 中泉淳「読書推進運動の現状と今後について」
  8. 肥田美代子「言葉の力と日本の未来−文字・活字文化推進機構の役割」

『課題解決型サービスの創造と展開』(図書館の最前線3)は、先日の専門図書館協議会での片山善博さんの話を踏まえて読んでみるとおもしろそう。

・「専門図書館協議会全国研究集会に参加−1日目」(編集日誌、2008-07-24)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080726/1217076216
・「専門図書館協議会全国研究集会に参加−2日目」(編集日誌、2008-07-25)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080727/1217127833
・「片山善博さんの図書館論」(編集日誌、2008-08-22)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080824/1219567471

『読書と図書館』(図書館の最前線4)は、橋元博樹さんの「大学図書館の変化とデジタル時代の大学出版」に興味を惹かれる。橋元さんはまだお目にかかったことはないが、東京大学出版会の営業局の方。実は秋口に大学出版部協会で話をさせていただくことになっているので、あらためて大学出版の方々は現在をどのようにとらえているのか、勉強しなおさなくてはいけないと思ったいたところだ。

他にも、

・「京都大学附属図書館、京都大学学術情報リポジトリ京都大学学術出版会発行の研究書を公開」(新着・新発見リソース、2008-02-10)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080210/1202609769

で紹介した取り組みについて書かれている

・鈴木哲也「知のコミュニケーションの核としての共同−学術情報リポジトリと大学出版会(京都大学の試み)」(「大学出版」74、大学出版部協会)
http://www.ajup-net.com/web_ajup/074/74T4.shtml

にももう一度目を通さなくてはいけない。その他、お薦めの書籍・論文があればご教示を(自薦歓迎)。