2008-10-23(Thu): 尾池和夫さんが京都大学総長を退任、京都大学を退職

screenshot screenshot

実はARGとは直接関係のないところで、京都大学の非常勤研究員という肩書をいただいているので、ある意味上司といえるわけだが、尾池和夫さんが約4年の任期を終えて京都大学総長を退任した。同時に京都大学も退職されている。

・「総長引継式、尾池総長の退任式を実施しました。」(京都大学、2008-09-30)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2008/080930_2.htm
・「総長交代式を実施しました。」(京都大学、2008-10-14)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2008/081014_1.htm
・第24代総長 尾池和夫(任期:2003年12月17日〜2008年9月30日)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/profile/intro/president/

総長就任以前から尾池さんが公開してきた

・尾池和夫のホームページ
http://homepage2.nifty.com/cat-fish/

によれば、

しばらくの間、けいはんな学研都市の財団法人国際高等研究所フェローとして、地球科学の今を学習しています。

とのこと。

しかし、これまでも

・「総長の仕事−研究者としての一面を見せる」(編集日誌、2008-06-02)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080607/1212801283
・「京都大学京都大学メールマガジンを創刊(2006-07-21)」(新着・新発見リソース、2006-09-02
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060902/1157133880
・「学長の個人サイト」(編集日誌、2006-04-29
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060503/1146660867

あたりでふれてきたが、尾池さんが総長であったことで、京都大学のウェブ活用はずいぶんと進んだのではないだろうか。たとえば、新着・新発見リソースで伝えただけでも

・「京都大学図書館機構、京都大学学術情報リポジトリ京都大学学術情報リポジトリ準備サイトを公開(2006-06-08)」(新着・新発見リソース、2006-06-13
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060613/1150153292
・「京都大学京都大学メールマガジンを創刊(2006-07-21)」(新着・新発見リソース、2006-09-02
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060902/1157133880
・「京都大学附属図書館、京都大学学術情報リポジトリ京都大学学術出版会発行の研究書を公開(2008-02-01)」(新着・新発見リソース、2008-02-10)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080210/1202609769
・「京都大学YouTubeに公式チャンネルを開設し、京都大学OpenCourseWareのコンテンツを公開(2008-04-08)」(新着・新発見リソース、2008-04-29)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080429/1209477004
・「京都大学、サイトをリニューアル(2008-04-21)」(新着・新発見リソース、2008-06-03
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080603/1212424496

がある。もちろん、世の中の動向や担当者の奮闘があってのことでもあろうが、この種の取り組みの公開にあたって尾池さんが常にアピールに登場していたことも覚えておきたい。巻頭言を書くこともあれば、機関リポジトリに自著を提供したりと、率先してウェブ活用に取り組んでいた印象がある。ウェブ活用という観点からみれば、この4年間、尾池さんが総長であったことは京都大学にとって幸いなことだったと思う。ともあれ、任期を終えられた尾池さんに感謝と敬意を。