2008-11-22(Sat): 『図書館・アーカイブズとは何か』(別冊環15)に「ARGの十年−図書館・アーカイブズとの関わりのなかで」掲載
藤原書店から刊行された『図書館・アーカイブズとは何か』(別冊環15)に「ARGの十年−図書館・アーカイブズとの関わりのなかで」が掲載された。
・『図書館・アーカイブズとは何か』(別冊環15)(藤原書店、2008年、3465円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894346524/arg-22/
創刊10年を迎えての心境と今後の展望をまとめている。やや値の張る一冊ではあるが、私以外は実に豪華執筆陣である。お手に取っていただけるとうれしい。
目次は以下の通り。
- 粕谷一希、菊池光興、長尾真「図書館・アーカイブズとは何か−書物への愛と知の継承」〈鼎談〉
- 高山正也「日本における文書の保存と管理−現状のアーカイブズと図書館で、未来が拓けるか」
- 根本彰「日本の知識情報管理はなぜ貧困か−図書館・文書館の意義」
- 大濱徹也「アーカイブズの原理と哲学−日本の公文書館をめぐり」
- 伊藤隆「個人文書の収集・保存・公開について」
- 石井米雄「アジアにおける史料の共有−アジア歴史資料センターの七年」
- 山崎久道「データベースの思想」
- 杉本重雄「デジタル世界における図書館とアーカイブズ」
- 山下貞麿「電子アーカイブズの危機」
- 扇谷勉「未来に生かす放送アーカイブ−記録と記憶を残す」
- 南学「地方自治体の経営と図書館」
- 柳与志夫「公共図書館の経営−知識世界の公共性を試す」
- 肥田美代子「文字・活字文化と図書館」
- 山本順一「日本の図書館にかかわる法制度の構造と課題」
- 小林正「立法調査機関・議院法制局の改革と国会図書館」
- 竹内比呂也「機関リポジトリの現在」
- 田村俊作「インターネット社会とレファレンス・サービスの将来」
- 岡本真「ARGの十年−図書館・アーカイブズとの関わりのなかで」
- 春山明哲「ライブラリアンシップとはなにか−図書館史に見る国民意識と文化変容についての覚書」
- 高梨章「明治・大正期の「帝国図書館」素描」
- 和田敦彦「日米関係史の中の図書館−アメリカにおける日本語図書館の形成史から」
- 樺山紘一「印刷文化と図書館」
- 鷲見洋一「「全体知」への夢−フランス『百科全書』とその周辺」
- 藤野幸雄「図書館学先駆者ガブリエル・ノーデの時代と思想」
- 柳下宙子「外務省外交史料館」
- 仲本和彦「沖縄県公文書館−民主主義の礎石」
- 福島幸宏「京都府立総合資料館−近代行政文書研究のセンターとして」
- 富田健司「栃木県芳賀町総合情報館」
- 江川和子「国立女性教育会館女性アーカイブセンター」
- 江藤巌二「NHKアーカイブス」
- 小山孝一「フジテレビのアーカイブズ」
- 香取俊介「脚本アーカイブズ」
- 前田富士男「慶應義塾大学アート・センター−ジェネティック・アーカイヴ・エンジン−アートの視点から」
- 高橋晴子「身装(身体と装い)文化アーカイブズ」
- 吉村和真「京都国際マンガミュージアム−マンガを収蔵することの逆説」
- 小坂肇「東京電力 電気の史料館」
- 小出いずみ「渋沢栄一関係資料の二十一世紀」
- 野澤篤史「新潟県立図書館−『新潟県中越大震災文献速報』の作成」
- 前田香代子「大阪府立中之島図書館−ビジネス支援サービス」
- 富山久代「奈良県立図書情報館−公文書・古文書の保存、閲覧、データベース化」
- 森本良和「鳥取県立図書館−模索・実験・悩み」
- 森山光良「岡山県立図書館−デジタル岡山大百科」
- 奥野進「函館市中央図書館−地方公共図書館からの情報発信に向けて」
- 佐川粂雄「矢祭もったいない図書館−開館の経緯」
- 中沢孝之「草津町立図書館」
- 三好正一「神戸市立中央図書館−阪神・淡路大震災関連資料(1・17文庫)」
- 小川俊彦「長崎市立図書館」
- 犬塚まゆみ「伊万里市民図書館−伊万里からの報告」
- 赤坂憲雄「東北芸術工科大学東北文化研究センター」
- 畠山珠美「国際基督教大学図書館−リベラルアーツの基盤として」
- 竹内正二「拓殖大学図書館−旧外地関係資料」
- 奥野憲一「ギャラリー册−「KOUGEI」と書物と」
- 村井友子「日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館−開発途上国学術ポータル構築に向けて」
- 中嶋英充「日本原子力研究開発機構図書館」