国立情報学研究所(NII)、CiNiiをリニューアル(2009-04-01)

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国立情報学研究所(NII)がCiNiiをリニューアルした(2009-04-01)。

・CiNii
http://ci.nii.ac.jp/
・過去のCiNii
http://web.archive.org/web/*/http://ci.nii.ac.jp/
・「CiNii、KAKENのリニューアル、JAIROの正式公開を行いました。」(国立情報学研究所(NII)、2009-04-01)
http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=626
国立情報学研究所(NII)
http://www.nii.ac.jp/

このリニューアルは、すでに半年以上前から告知され、さらに事前に、

・次期CiNiiのAPIおよび画面の公開(2009-02-17)
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/index.html#20090217
・試験公開(2009-03-09)
http://ciexam.nii.ac.jp/

も行われていた。

・次期CiNii試験公開の制約事項について(2009-03-09)
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/index.html#20090309

さて、リニューアルは、

  • ユーザビリティの向上を目的とした、ユーザインターフェイスの見直し。
  • システム連携の容易化を目的とした、APIの公開。
  • サービスの安定提供を目的とした、システム全体の見直し。

・CiNiiのリニューアルについて
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/index.html#20090401

の3点を軸に行われている。見た目の上での大きな変化はトップページがGoogleのようなシンプルな画面に変わったことだろう。これが模範となり、図書館の蔵書検索(OPAC)の画面デザインも変わっていくことを期待したい。そして、APIが公開された。その内容は、

・CiNiiのAPI(1)−OpenSearchについて
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/if_opensearch.html
・CiNiiのAPI(2)−RDFについて
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/if_rdf.html

に詳しいが、国立国会図書館に続いて、国立情報学研究所(NII)がAPIを公開したこと自体が歴史的な出来事だ。API経由で取得できるデータの内容については、不足や不満もあるだろうが、まずはここまで来たことを喜びたい。