2009-12-21(Mon): 『日本歴史』740に「日本史研究におけるインターネットの学術利用」を寄稿

・「歴史研究者・愛好家への贈り物−歴史学関係雑誌の新着記事情報 Powered by NDL 雑誌記事索引採録誌一覧」(編集日誌、2009-08-08)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090808/1249723706

で書いたが、『日本歴史』740(2010年1月号)(吉川弘文館)の新年特集「日本史研究とデータベース」に「日本史研究におけるインターネットの学術利用−これまでの成果と、これからの課題」を寄稿した。

元々、歴史というか政治学というか、日本古代史というか、日本政治思想史というか、そのあたりの領域を勉強していたので、この寄稿は感慨深い。

なお、目次は以下の通り。

  • 『日本歴史』編集委員会「新年特集にあたって」
  • 横山伊徳「日本史研究データベースはどこへ行こうとしているのか」
  • 【分野別現況】
    • 小口雅史「日本古代史研究のためのオンライン・データベース」
    • 田良島哲「中世史研究資源としてのウェブデータベース」
    • 鵜飼政志「日本近世史研究とデータベース」
    • 櫻井良樹「インターネットで歴史研究」
    • 江川式部「中国・台湾史に関するデータベース」
    • 長森美信「朝鮮前近代史に関するデータベース」
    • 河かおる「朝鮮近現代史に関するデータベース」
    • 荒木浩「ぞんざいな検索、丁寧な検索−日本文学関連データベースの周辺」
    • 岡本真「日本史研究におけるインターネットの学術利用−これまでの成果と、これからの課題」
  • 【提供者の立場から】
  • 【利用者の立場から】
    • 後藤真「日本史学におけるデジタル・アーカイブの現状と展望」
    • 桐原健真「日本思想史系データベースの利用とその現状」
    • 鈴木正信「四国における歴史教育・研究とデータベース−デジタルアーカイブとeラーニングの取り組みを中心に」
    • 渡辺美季「琉球史に関するデータベース紹介」
    • 加藤友康「古代史研究とデータベース」
    • 倉本一宏「日本古代史関係のデータベース」
    • 服部一隆「古代史データベースと初歩的な使用法」
    • 橋本繁「韓国木簡のデータベース」
    • 野村朋弘「研究環境の最適化」
    • 川戸貴史「学会・研究会等データベースの現状」
    • 生駒哲郎「大正新脩大蔵経テキストデータベース」
    • 川本慎自「日本禅宗史に関するデータベース」
    • 荒木裕行「幕政史関係のデータベース」
    • 野口朋隆「藩政史研究におけるデータベースの活用」
    • 脇野博「藩政史・地方史に関するデータベース」
    • 梶田明宏「学術空間としてのインターネット」
    • 天野嘉子「近代法制史に関するデータベース」
    • 熊本史雄「日本外交関係資料のデータベース」
    • 清水唯一朗「大正・昭和の政治史に関するデータベース」
    • 松沢裕作「地方公文書館等のデータベースの現状と課題」
    • 真辺将之「国立国会図書館近代デジタルライブラリーおよび新聞・雑誌に関するデータベース」
    • 宮地英敏「日本経済史に関するデータベース」

自分も寄稿しているので手前味噌は承知だが、自分を除けば第一線の研究者たちによる寄稿ばかりなので、専門分野や関心のありかに関わらず、必読と思う。

・『日本歴史』740(2010年1月号)(吉川弘文館
http://www.yoshikawa-k.co.jp/news/n349.html

なお、拙稿をお読みになられた方は、ぜひ、末尾で紹介している

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http://r.hatena.ne.jp/history_mag/

をご覧いただきたい。