2010-03-02(Tue): デジタル情報資源ラウンドテーブル発足記念講演会「知的資産を繋ぐ−ヨーロッパの実践」に参加、またはデジタル情報資源ラウンドテーブル本会議のこと
2010-03-02(Tue):
デジタル情報資源ラウンドテーブル発足記念講演会「知的資産を繋ぐ−ヨーロッパの実践」
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/mlalecture.html
に参加。
まず、エルランド・コールディング・ニールセンさん(デンマーク王立図書館長)による講演「デンマークのデジタルコンテンツポータル“KulturPerler(文化の真珠)”の現状と展望−MLA連携の視点から」と、ジル・カズンズさんによる講演(欧州デジタル図書館事務局長)「Europeana:その過去、現在、未来と真のMLA連携」があり、その後、田窪直規さん(近畿大学短期大学部教授)、長尾真さん(国立国会図書館長)が加わったパネルディスカッション「MLA連携の意義について」となった。
・Digitaliseret kulturarv
http://www.kb.dk/da/materialer/kulturarv/
・Europeana
http://www.europeana.eu/
流れとしては、前日にデジタル情報資源ラウンドテーブル本会議というものが開催されており、イベント名にあるようにこの講演会はその発足記念となっている。先日の公共図書館におけるデジタルアーカイブ推進会議も、デジタル情報資源ラウンドテーブルのワーキンググループの1つという位置づけらしい。ちなみに、私もこの本会議のメンバーになっている。メンバーは、以下の通り(敬称略)。
- 安達文夫(国立歴史民俗博物館)
- 岡本真(アカデミック・リソース・ガイド)
- 笠羽晴夫(元デジタルアーカイブ推進協議会)
- 菅野育子(愛知淑徳大学)
- 杉本重雄(筑波大学)
- 田窪直規(近畿大学短期大学部)
- 田良島哲(東京国立博物館)
- 常世田良(日本図書館協会)
- 保坂裕興(学習院大学)
- 水嶋英治(常盤大学)
- 水谷長志(東京国立近代美術館)
- 八重樫純樹(静岡大学)
- 八日市谷哲生(国立公文書館)
しかし、前日の本会議にも、この日の講演会にも思うのだが、「MLA連携」という言葉は難しい。それは決して目的ではなく、あくまで手段に過ぎず、かつ代替可能な選択肢であることをきちんと覚えておこう。