2010-03-21(Sun): 北米ツアー5日目−米国国立公文書館・記録管理庁(NARA)で独立宣言、合衆国憲法、権利章典を拝見

午後から会議開催地のフィラデルフィアに移動するので、比較的早く起きて、ジェファーソン記念館やポトマック川沿いの桜並木を散歩して、お目当ての

・米国国立公文書館・記録管理庁(NARA)
http://www.archives.gov/

へ。実は前日の夕方にも訪れたのだが、最大の目的であった

・Charters of Freedom - The Declaration of Independence, The Constitution, The Bill of Rights
http://www.archives.gov/exhibits/charters/

はあまりの行列ぶりに断念していたのだ。開館時間の10時の15分前に着いたのだが、すでに小さな行列ができている。が、無事にスムースに入館でき、お目当ての

アメリカ独立宣言(The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America)
http://www.archives.gov/exhibits/charters/declaration.html
アメリカ合衆国憲法Constitution of the United States
http://www.archives.gov/exhibits/charters/constitution.html
権利章典(Bill of Rights)
http://www.archives.gov/exhibits/charters/bill_of_rights.html

を拝見できた。これらの文章に記された思想を色濃く反映した福澤諭吉の「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」という一節を思い出し、また、インクの色がまだしっかりと残っているワシントンらの署名に感動。しかし、なによりもすごいのは、これらの重要な文書を常時公開していることだ。日曜日ということもあるだろうが、展示室には家族連れが多く、親が子どもに建国の歴史を話して聞かせながら、資料を見て回る光景が多く見られた。まさにアメリカという国民国家を創り上げる装置として、建国時の文書があり、それが現用されているのだ。

以上でワシントン訪問は終わり、AMTRAKで一路ペンシルバニア州フィラデルフィアへ。