2006-07-07(Fri): 日本化学会の対応 −早大研究費流用事件

日本化学会が会長名で「早大松本教授のIUPAC副会長辞任と本会の対応ついて」を公開している。早稲田大学と異なり、松本さんの名を伏せることなく公開し、

会員の模範となるべき立場にありながら、このような問題を起こしたことは誠に遺憾であり、当会の倫理規定に則し、倫理委員会で早急に調査・審理を始める

と述べている。日本化学会は日本化学会会員行動規範と行動の指針(補遺)を定めており、特に行動の指針(補遺)では不正行為の防止を強くうたっている。それだけに今回の事件に対して、機敏な対応をとっているのだろうか。ともあれ、引き続き情報の発信に力を尽くしてほしい。

早大松本教授のIUPAC副会長辞任と本会の対応ついて
http://www.chemistry.or.jp/news/kaicho-danwa060629.html
・日本化学会会員行動規範と行動の指針(補遺)
http://www.chemistry.or.jp/news/kodokihan.html
・日本化学会
http://www.chemistry.or.jp/