2006-08-26(Sat): 飯田市立中央図書館の試み

中日新聞に「きょうからリニューアル 飯田市立中央図書館」という記事が出ている。図書の分類を「分類番号にこだわらず暮らしや仕事に役立つ蔵書をまとめ、利用頻度に応じた配置に一新」したという。図書館の世界の「お約束」にとらわれない快挙ではないだろうか。公共図書館のビジョンやミッションを確立して、その図書館ならではの取り組みというものが次々と登場するようになってほしい。

・「きょうからリニューアル 飯田市立中央図書館」(中日新聞2006-08-26
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20060826/lcl_____ngn_____010.shtml
飯田市立図書館
http://library.city.iida.nagano.jp/

その意味では、先日の朝日新聞に続き日本経済新聞も取り上げた東京都立図書館の東京マガジンバンク構想には期待したい。

・「124万冊所蔵の全国最大雑誌文庫、東京・立川に設置へ」(日本経済新聞2006-08-25
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060825AT1G2403Q25082006.html

指宿信さんがblog of Dr. Makoto Ibusukiの「雑誌図書館の誕生」と題して記事で、「日本版UnCoverを目指してほしい」と述べているが、まさに同感。大宅壮一文庫の約1万種類66万冊を超える約1万6000種類124万冊を有するとはいえ、立川という立地ははなはだしく不便である。当然、インターネットによる蔵書検索と複写依頼の実現が求められるだろう。

大宅壮一文庫
http://www.oya-bunko.or.jp/
・指宿信「雑誌図書館の誕生」
http://imak.exblog.jp/4179186/