文部科学省、平成18年度「法科大学院等専門職大学院教育推進プログラム」の選定結果を発表

文部科学省が平成18年度「法科大学院専門職大学院教育推進プログラム」の選定結果を発表した(2006-07-28)。同プログラムの採択は今回で3回目(3年目)。共同、単独で合計40件の申請から14件が採択されている。
なお、プログラムの選定にあたっている法科大学院専門職大学院教育推進プログラム選定委員会の議事録は原則公開とされているが、「個別の審査・評価に関する調査審議の場合」等、幾つかの場合は非公開とされているようだ。選定にあたった委員の氏名は選定後に公表するなど、情報公開に努めていることはうかがえるが、選定そのものがフェアに行われたのか、第三者による後日の検証を可能とするためには、審査・評価に関わる議事録や申請案件ごとに作成される評価書は公開すべき情報ではないだろうか。
インターネットの学術利用という観点からすると、選定にあたっての6つの審査方針のうちの6番目「教育プロジェクトの経過や成果等に関する情報公開の提供方法」について、情報を公開してほしい。審査方針は次のように定められている。

教育プロジェクトの経過や成果等を波及させるために、積極的に情報を公開するための具体的方法が計画されるとともに効果的であるか。

申請した各大学がどのような計画を提出したのか、そしてそれがどのように評価されたのかは、ぜひ知りたいところだ。

・平成18年度「法科大学院専門職大学院教育推進プログラム」の選定結果について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/07/06072816.htm
・「法科大学院専門職大学院教育推進プログラム選定委員会」の議事の公開等についての取扱い(案)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/houka/shiryo/06051807/003.htm
法科大学院専門職大学院形成支援プログラム
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/houka.htm
文部科学省
http://www.mext.go.jp/