2008-02-10(Sun): R.H.R.アンホルト著、鈴木炎・I.S.リー訳『理系のための口頭発表術』(講談社ブルーバックス 1584、2008年、924円)

ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)

・「『理系のための口頭発表術』」(やまもも書斎記、2008-02-01)
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2008/02/01/2594070
・「大学院生必読書」(大竹文雄のブログ、2008-02-02)
http://ohtake.cocolog-nifty.com/ohtake/2008/02/post_1d13.html

で知った本。

・R.H.R.アンホルト著、鈴木炎・I.S.リー訳『理系のための口頭発表術−聴衆を魅了する20の原則』(講談社ブルーバックス 1584、2008年、924円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575841/arg-22/

これは名著。同種の本として、

アカデミック・プレゼンテーション

・『アカデミック・プレゼンテーション』(D.E.ウォルターズ・G.C.ウォルターズ著、朝倉書店、2003年、2730円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254101880/arg-22/

があり、非常に重宝しているが、この『理系のための口頭発表術』もそれに勝るとも劣らない内容だ。

當山日出夫さんが、

またたくまに、傍線と付箋(ポストイット)だらけになってしまった。

・「『理系のための口頭発表術』」(やまもも書斎記、2008-02-01)
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2008/02/01/2594070

と述べているが、まったく同感。理系・文系に関わらず、また職業的な研究者であるとないとに関わらず、人前で話す機会がある方は必読と思う。

ところで、『理系のための口頭発表術』の原題は「Dazzle 'em with Style: The Art of Oral Scientific Presentation」(「スタイルで魅せろ! 科学者の口頭発表術入門」)。話すコミュニケーション能力を「Art」と表現しているところが印象的だ。

ちなみに、『アカデミック・プレゼンテーション』の原題は「Scientists Must Speak: Bringing Presentations to Life」。この書名も良い。

・Robert R H Anholt
http://www4.ncsu.edu/~anholt/
・D. Eric Walters
http://www.rosalindfranklin.edu/cms/biochem/walters.html