2009-09-20(Sun): 長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報(2)

・「長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報」(編集日誌、2009-08-28
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090829/1251531817

の続き。新たに見つけたのは、

2009-10-05(Mon):
科学における情報の上手な権利化と共有化
(於・東京都/東京大学 弥生講堂)
http://symposium.lifesciencedb.jp/IPDS/

こちらの午後の第2部で「公表したものは共有財産」と題して登壇の様子。

また、昨日の日誌でふれているが、

2009-11-10(Tue)〜2009-11-12(Thu):
第11回図書館総合展/学術情報オープンサミット2009
(於・神奈川県/パシフィコ横浜
http://www.j-c-c.co.jp/library/

の初日11月10日(火)の午前中に開催される

・パネルディスカッション「ディジタル時代の本と読者−これからの出版者と図書館の役割」
http://www.global-websystem.net/wglist/main.php?s0=200081270901&s1=1&a2=10-B-1

にも講師として出演となっている。

また、まだかなり先だが、

2009-12-04(Fri)〜2009-12-05(Sat):
アート・ドキュメンテーション学会創立20周年記念 第4回アート・ドキュメンテーション研究フォーラム「日本のアート・ドキュメンテーション−20年の達成 MLA連携の現状,課題,そして将来」
(於・東京都/東京国立博物館 平成館)
http://www.jads.org/news/2009/20/20091204-0801.html

の2日目の午後にある記念鼎談会「これからのMLA連携に向けて」で、

に登壇(敬称略)。

前回の記事で挙げたものとあわせると、以下のような予定になっている。

2009-09-30(Wed):
社会イノベーションを誘発する情報システムに関する国際ワークショップ
(於・東京都/学術総合センター 一橋記念講堂)
http://www.nii.ac.jp/issi/

2009-10-01(Thu):
d-log.セミナー 長尾真氏・円城塔氏『言語とはなにか−書く、伝える、遺す』
(於・東京都/d-labo/dream laboratory by SURUGA bank)
http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172

2009-10-02(Fri):
パピルスからPDFへ−よみがえるアレクサンドリア図書館(イスマイル・セラゲルディン)
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bibalex.html

2009-10-05(Mon):
科学における情報の上手な権利化と共有化
(於・東京都/東京大学 弥生講堂)
http://symposium.lifesciencedb.jp/IPDS/

2009-10-15(Thu):
2009 言語資源シンポジウム「言語・音声データの学術利用に向けて」
(於・東京都/学術総合センター
http://research.nii.ac.jp/src/symp/

2009-10-30(Fri):
全国図書館大会 平成21年度(第95回)東京大会
(於・東京都/明治大学アカデミー・ホール)
http://www.jla.or.jp/taikai2009/

2009-11-10(Tue)〜2009-11-12(Thu):
第11回図書館総合展/学術情報オープンサミット2009
(於・神奈川県/パシフィコ横浜
http://www.j-c-c.co.jp/library/

2009-12-04(Fri)〜2009-12-05(Sat):
アート・ドキュメンテーション学会創立20周年記念 第4回アート・ドキュメンテーション研究フォーラム「日本のアート・ドキュメンテーション−20年の達成 MLA連携の現状,課題,そして将来」
(於・東京都/東京国立博物館 平成館)
http://www.jads.org/news/2009/20/20091204-0801.html

これ以外にも私がお願いを差し上げている催しや、私が把握していない催しがあることだろう。漏れがあれば、ご教示を。

国立国会図書館、電子図書館システム担当職員を募集(〜2009-09-28)

国立国会図書館電子図書館システム担当職員を募集している(〜2009-09-28)。

職務内容は、

  1. デジタルアーカイブシステムの機能拡張
    • 次に掲げる業務に係るプロジェクト管理、開発業者管理並びに関係諸機関及び図書館内関係部署との連絡、折衝を行う。
      1. 書籍等のデジタル画像の配信システムの開発
      2. デジタル音源の配信システムの開発
      3. DRM(デジタル著作権管理)システムの開発
      4. 著作権情報データベースの開発
  2. 電子情報保存技術の調査研究
    • 電子情報の長期保存及びそのためのシステム構築について、文献調査並びに外部委託調査における調達仕様書作成及び受託業者管理を行う。

とされている。

応募資格は、

  • 電子情報、情報システムに関する知識を有し、かつ、次に掲げる経験のいずれかを有する方。
      1. Webアプリケーション開発のプロジェクトマネジメントの経験
      2. 画像、音声、動画配信及び検索システムの開発経験
      3. 商用Webサービスユーザーインターフェースの開発経験

の3点で、雇用形態は採用日から2年間の期限付き雇用となっている。ただし、最長5年までの任期更新がありうる。

応募〆切は2009年9月28日。

電子図書館システム担当職員の募集案内
http://www.ndl.go.jp/jp/employ/employ_ninki.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2009-05-26)

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国立国会図書館が貴重書画像データベースにデータを追加した(2009-05-26)。

・貴重書画像データベースシステム
http://rarebook.ndl.go.jp/
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

新たに追加されたのは、以下の和漢書9タイトルで画像数にして約1800コマある。

  1. 観世流謡曲 元和卯月本
  2. 義経記
  3. つきじま
  4. つきみつのさうし
  5. 天台菩薩戒疏
  6. 菩薩戒本宗要輔行文集
  7. 梵字悉曇字母並釈義
  8. 妙法蓮華経
  9. 師守記

貴重書画像データベースへのデータ追加は、2005年のリニューアル以降、毎年行われている。過去3年間の追加実績は以下の通り。

  • 2006年
    • 13タイトル/約4200コマ
  • 2007年
    • 28タイトル/約3500コマ
  • 2008年
    • 32タイトル/約4200コマ

なお、現時点での収録画像数は、957タイトル、約51000コマという。

・「国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2008-07-11)」(新着・新発見リソース、2008-08-07
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080807/1218062231
・「国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2007-06-05)」(新着・新発見リソース、2007-07-08)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070708/1183835247
・「国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2006-06-26)」(新着・新発見リソース、2006-07-15
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060715/1152932862
・「国立国会図書館、貴重書画像データベースをリニューアル」(新着・新発見リソース、2005-07-11)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20050711/1134802703

2009-08-28(Fri): 長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報

先日の

2009-08-17(Mon):
第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」
(於・東京都/学術総合センター 一橋記念講堂)
http://sites.google.com/site/argforumsite/

でご講演いただいた長尾真さん(国立国会図書館)だが、非常に積極的に方々で講演している。長尾さんの話をもっと聞いてみたいという方も多いと思うので、私が把握している限りの登壇情報を紹介しておこう。

まずは、

2009-09-15(Wed):
ジャンヌネー前フランス国立図書館長による講演と対談「インターネットと文化:チャンスか危機か」
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/jnjlecture.html

がある。ジャン・ノエル・ジャンヌネーさんは前フランス国立図書館長で、2年前に話題になった

Googleとの闘い―文化の多様性を守るために
・『Googleとの闘い−文化の多様性を守るために』(ジャン・ノエル・ジャンヌネー著、佐々木勉訳、岩波書店、2007年、1680円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000226177/arg-22/

の著者。

・「ジャン・ノエル・ジャンヌネー著『Googleとの闘い』」(編集日誌、2008-01-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080115/1200368837

つい先日、

・「グーグル、フランス国立図書館と「Google Book Search」契約を間もなく締結か−仏報道」(CNET Japan2009-08-19
http://japan.cnet.com/clip/global/story/0,3800097347,20398485,00.htm

という報道があったばかりなので、ジャンヌネーさんが何を語るのか、非常に気になるところだ。さて、ジャンヌネーさんの講演は、東京と京都で行われるのだが、東京での開催に際しては、長尾さんとの対談も盛り込まれている。

残念ながら東京会場での参加は難しいという方には、東京での開催の翌々日に行われる

2009-09-17(Thu):
ジャンヌネー前フランス国立図書館長による講演「インターネットと文化:チャンスか危機か」
(於・京都府国立国会図書館 関西館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/jnjlecture.html

がおススメ。ちなみに、その前日には、

2009-09-16(Wed):
国立国会図書館データベースフォーラム「確かな情報へのナビゲーター」
(於・東京都/国立国会図書館 関西館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/dbf2009.html

が予定されている。9月の後半には、

2009-09-30(Wed):
社会イノベーションを誘発する情報システムに関する国際ワークショップ
(於・東京都/学術総合センター 一橋記念講堂)
http://www.nii.ac.jp/issi/

で「相互理解が最良の安全保障」と題して講演されるようだ。

その翌日には、恒例となった

2009-10-01(Thu):
d-log.セミナー 長尾真氏・円城塔氏『言語とはなにか−書く、伝える、遺す』
(於・東京都/d-labo/dream laboratory by SURUGA bank)
http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172

が開催される。

Self-Reference ENGINE
http://self-reference.engine.sub.jp/
・「言語とはなにか−書く、伝える、遺す」
http://self-reference.engine.sub.jp/?eid=930170

円城さんは、Twitterユーザーのようだ。

・EnJoe140 (EnJoe140) on Twitter
http://twitter.com/enjoe140

オブ・ザ・ベースボール Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

国立国家図書館による書籍のデジタル化を考える際、いわゆる文学の扱いは、なかなか議論のわかれるところだけに、このセミナーで長尾さんが何を語るのか、非常に興味深い。

そして、その翌日。アレクサンドリア図書館長のイスマイル・セラゲルディンさんを招く国立国会図書館の催しがある。

2009-10-02(Fri):
パピルスからPDFへ−よみがえるアレクサンドリア図書館(イスマイル・セラゲルディン)
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bibalex.html

ここでは、セラゲルディンさんの講演に引き続き、長尾さんとの対談が組まれている。

アレクサンドリア図書館
http://www.bibalex.jp/Japanese/

10月は、中旬にまず、

2009-10-15(Thu):
2009 言語資源シンポジウム「言語・音声データの学術利用に向けて」
(於・東京都/学術総合センター
http://research.nii.ac.jp/src/symp/

があり、ここで長尾さんが「言語資源の意義と重要性」と題して講演の予定。あくまで「言語・音声データの学術利用に向けて」をテーマに掲げた学術的な催しだが、言語資料、特に音声データの扱いについて、国立国会図書館の方針を語るのか、気になるところだ。

この月は月末に、

2009-10-30(Fri):
全国図書館大会 平成21年度(第95回)東京大会
(於・東京都/明治大学アカデミー・ホール)
http://www.jla.or.jp/taikai2009/

があり、ここで恒例の館長挨拶をされるだろう。

そして、今秋図書館関係では最大の催しである

2009-11-10(Tue)〜2009-11-12(Thu):
第11回図書館総合展/学術情報オープンサミット2009
(於・神奈川県/パシフィコ横浜
http://www.j-c-c.co.jp/library/

でも、国立国会図書館の主催フォーラムにご登壇されるらしい。こちらについては、まだ詳細不明。

以上が、私の知る限りの長尾さんのご登壇予定である。これ以外の情報をお持ちの方はぜひご教示を。ちなみに上記の催しにつき、私はすべて参加する予定。

あと、これは蛇足だが、様々な場で長尾さんが講演されるわけだが、聴講に行く方には、幸いにも質問できるチャンスがあった時、その場のテーマを尊重するようにしてほしい。もし、自分の関心事と上記の講演の論題にずれがあるのなら、無関係な質問は控えるのが節度というものだ。

国立国会図書館、「On the Record:書誌コントロールの将来に関する米国議会図書館ワーキンググループ報告書」の日本語訳を公開(2009-07-16)

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国立国会図書館が「On the Record:書誌コントロールの将来に関する米国議会図書館ワーキンググループ報告書」の日本語訳を公開した(2009-07-16)。

・「On the Record:書誌コントロールの将来に関する米国議会図書館ワーキンググループ報告書」
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusai.html#01
・目録に関する国際的な動向
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusai.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

これは2006年11月に米国議会図書館(LC)が今後の書誌コントロールのあり方について諮問し、2008年1月に提出を受けた文書である

  • On the Record : Report of the Library of Congress Working Group on the Future of Bibliographic Control

と、これへの回答として2008年6月に米国議会図書館(LC)が提出した文書である

  • Response to On the Record : Report of the Library of Congress Working Group on the Future of Bibliographic Control

を日本語に翻訳したもので、それぞれ、

  • On the Record:書誌コントロールの将来に関する米国議会図書館ワーキンググループ報告書(日本語訳)
  • On the Recordに対する米国議会図書館の回答書(日本語抄訳

として公開されている。

日本では似た役割・機能を持つものとして、

・書誌調整連絡会議
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/conference.html

国立国会図書館に設けられており、各年度の会議報告が公開されている。

国立国会図書館国際子ども図書館、絵本ギャラリーに「『コドモノクニ』掲載作品検索」を追加(2009-05-05)

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国立国会図書館国際子ども図書館が絵本ギャラリーに「『コドモノクニ』掲載作品検索」を追加した(2009-05-05)。

・『コドモノクニ』掲載作品検索
http://www.kodomo.go.jp/gallery/search/
国立国会図書館国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp/
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

『コドモノクニ』は、1922年に創刊され、1944年まで刊行されていた戦前の児童雑誌。国立国会図書館では、287冊約6000コマを電子化していおり、今回は著作権保護期間の切れた1582コマを公開している。

なお、『コドモノクニ』については、同じく国立国会図書館が、同じ絵本ギャラリーの中で、

・『コドモノクニ』
http://www.kodomo.go.jp/gallery/KODOMO_WEB/index_j.html

を公開している。

今回公開された「『コドモノクニ』掲載作品検索」は、タイトルや著者名、あるいは巻号やキーワードで検索できるようになっている。非常に便利なのだが、惜しむらくはJavaScriptを多用しているため、個々のページにリンクできる構造になっていないことだ。また、たとえば著者名の「ち」をクリックすると、「ご希望条件でのデータはありませんでした。」というメッセージが表示されるが、元々データがないのであれば、あらかじめクリックできない表示(グレーアウト)にしたほうが、利用者に余計な操作をさせることも、また残念な思いを抱かせることもないだろう。

ちなみに、この絵本ギャラリーでは、ここ数年、5月5日のこどもの日にあわせて、新たなコンテンツを追加するようになっている。子どもに関わる話題がニュースに取り上げられやすい時期であり、国立国会図書館がプロモーションに手慣れてきたことがうかがわれる。ぜひ、他の機関にも見習ってほしい点だ。

・「国立国会図書館国際子ども図書館、絵本ギャラリーで「アメリカの絵本 黄金期への幕開け」を公開(2008-05-05)」(新着・新発見リソース、2008-07-19)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080719/1216459997
・「国立国会図書館国際子ども図書館、絵本ギャラリーで「モダニズムの絵本 日常の中の芸術」を公開(2007-05-05)」(新着・新発見リソース、2007-05-07)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070507/1178469099
・「国立国会図書館国際子ども図書館、絵本ギャラリーに資料を追加(2006-05-05)」(新着・新発見リソース、2006-05-05
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060505/1146799424

ゆうき図書館、ゆうき図書館 新着雑誌記事速報を公開(2009-03-12)

screenshot screenshot

ゆうき図書館が、ゆうき図書館 新着雑誌記事速報を公開した(2009-03-12)。

・ゆうき図書館 新着雑誌記事速報
http://r.hatena.ne.jp/the-per/
・「新着雑誌記事速報(試験公開)」(ゆうき図書館、2009-03-12)
http://www.lib-yuki.net/room_ad/sokuhou-blog.html
・ゆうき図書館
http://www.lib-yuki.net/

同図書館受け入れている雑誌の約4分の1にあたる114誌の目次をRSSで配信している。元となるRSSは、国立国会図書館が2008年12月に始めた雑誌記事索引新着情報のRSS配信を利用しており、先行する情報資源を巧みに活用している。雑誌記事索引新着情報のRSSの利用方法としては、現在最高のレベルと言えるのではないだろうか。

・「国立国会図書館雑誌記事索引新着情報のRSS配信を開始(2008-12-17)」(新着・新発見リソース、2009-02-07)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090207/1234000905