2009-12-23(Wed): 長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報(4)

本シリーズも4回目に突入。2009年は前年にも増して八面六臂の大活躍だった長尾真さん(国立国会図書館)だが、来る2010年も各所でご講演されるようだ。現時点で把握している登壇予定を紹介しておこう。

まずは2月に開催される

2010-02-22(Mon)〜2010-02-23(Tue):
第一回 文化とコンピューティング国際会議
(於・京都府京都大学 吉田キャンパス
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/culture2010/

の一環として行われる

2010-02-22(Mon)〜2010-02-23(Tue):
京都大学情報学研究科 第11回情報学シンポジウム「文化とコンピューティング」
(於・京都府京都大学 吉田キャンパス
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/symposium2010/

の初日2月22日(月)に基調講演が予定されている。演題は未定。私も一応、主催者である京都大学情報学研究科の非常勤研究員なので、参加するつもり。

その次は3月に1週間開催される

2010-03-08(Mon)〜2010-03-12(Fri):
言語処理学会第16回年次大会(NLP2010)
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス
http://nlp2010.anlp.jp/

の2日目の3月9日(火)に開催されるPlenary session「言語と知識−最新言語処理研究の射程」で「これからの言語処理とその応用」と題してお話されるようだ。

自分は同時開催される

2010-03-09(Tue)〜2010-03-11(Thu):
情報処理学会創立50周年記念全国大会(第72回全国大会)
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス
http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/taikai/72kai/

で翌3月10日(水)に一セッションで司会を務める予定なのだが、9日(火)は参加できるか微妙な状況。

これ以外に長尾さんの登壇情報をお持ちの方、情報お寄せください。

ちなみに、これは見落としていたが、

2009-12-14(Mon):
シンポジウム「情報技術を文化へ−その可能性」
(於・東京都/東京ガーデンパレス)
http://www.media.jst.go.jp/sympo_H21-2/

で、「文化とは何だろうか?」という講演をされていたようだ。

・「長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報」(編集日誌、2009-08-28
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090829/1251531817
・「長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報(2)」(編集日誌、2009-09-20)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090921/1253514839
・「長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報(3)」(編集日誌、2009-11-03)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091105/1257381781

国立国会図書館、国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)携帯端末用サイトを試験公開(2009-08-19)

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国立国会図書館国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)携帯端末用サイトを試験公開した(2009-08-19)。

国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)携帯端末用サイト
http://porta.ndl.go.jp/mobile/mobile.html
・「PORTA携帯端末用サイトを試験公開しました」(国立国会図書館2009-08-19
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=47
国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)
http://porta.ndl.go.jp/
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

国立国会図書館、近代デジタルライブラリーに明治・大正期の図書約6800タイトルを追加(2009-08-25)

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国立国会図書館近代デジタルライブラリーに明治・大正期の図書約6800タイトルを追加した(2009-08-25)。

近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/
・「2009年8月21日 近代デジタルライブラリーに画像を追加します(付・プレスリリース)」(国立国会図書館、2009-08-21)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187710_1393.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

新たに追加されたのは、

  • 大正期の資料約6500冊(約5800タイトル)
  • 明治期の資料約1300冊(約1000タイトル)

で、それぞれ追加内容をまとめたリストが公開されている。なお、今回の新規追加で近代デジタルライブラリーで公開されている資料は15万冊を超えたという。

・「国立国会図書館近代デジタルライブラリーに明治・大正期の図書約4600タイトルを追加(2008-08-26)」(新着・新発見リソース、2008-09-15)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080915/1221488638
・「国立国会図書館近代デジタルライブラリーで大正期図書を追加」(新着・新発見リソース、2007-07-11
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070711/1184086828
・「国立国会図書館近代デジタルライブラリーでの大正期図書の公開を予告」(新着・新発見リソース、2007-07-01)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070701/1183295785
・「国立国会図書館近代デジタルライブラリーをリニューアル」(新着・新発見リソース、2006-04-16
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060416/1145167657
・「国立国会図書館近代デジタルライブラリーに650件(約700冊)の資料を追加」(新着・新発見リソース、2004-10-17)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20041017/1136271883
・「国立国会図書館近代デジタルライブラリーに資料追加」(新着・新発見リソース、2004-09-19)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20040919/1136273129

国立国会図書館、NDL-OPACから外部データベースへのリンクを開始(2009-09-01)

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国立国会図書館NDL-OPACから外部データベースへのリンクを開始した(2009-09-01)。

NDL-OPAC
http://opac.ndl.go.jp/
・「2009年9月1日 NDL-OPACから外部データベースへリンクしました」(国立国会図書館、2009-09-01)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187728_1393.html
・「NDL-OPACから外部データベースへのリンクを開始しました」(「NDL書誌情報ニュースレター」10、2009-10-15)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2009_3/index.html#02
・「DL-OPAC、リンクリゾルバにより外部データベースへのリンクを開始」(カレントアウェアネス-R、2009-09-01)
http://current.ndl.go.jp/node/14246
国立国会図書館Database Linkerについて
http://resolver.ndl.go.jp/ndl/help.html
・SFX Version 3 for Linux by Ex Libris
http://resolver.ndl.go.jp/

NDL-OPACの「一般資料の検索」と「雑誌記事索引の検索」にこの機能がつけられており、書誌情報の詳細ページに表示される「よむ!さがす!」というボタンをクリックすると、Database Linkerというサービスの画面に移動する。ここで表示される外部のデータベースへのリンクをクリックすると、別ウインドウが開かれウェブ上で無料公開されているデータベースにつながるようになっている。

これは図書館業界ではリンクリゾルバと呼ばれる機能だが、上に挙げた国立国会図書館のお知らせは専門用語を極力使わず説明を試みている。利用者目線に立とうとする姿勢を讃えたい。

2009-11-03(Tue): 長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報(3)

このシリーズもついに3回目に突入した。

・「長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報」(編集日誌、2009-08-28
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090829/1251531817
・「長尾真さん(国立国会図書館)のお話を聴きたい方への耳寄り情報(2)」(編集日誌、2009-09-20)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090921/1253514839

情報をお寄せいただける方も多く、また年内は私が長尾さんにお願いしているものも多いので、情報を集めやすいのだ。

まず、直近から。今日NHKで放送された「爆笑問題のニッポンの教養」をご覧の方はすでにお気づきだろうが、次回の「爆笑問題のニッポンの教養」に長尾さんが登場する。

爆笑問題のニッポンの教養 - 次回放映予告
http://www.nhk.or.jp/bakumon/nexttime/

次回、11月10日(火)の放送は「No Books, No Life」という挑戦的なタイトル。放送は夜23時から。なお、18日(水)の2時30分にBS2で再放送される。

この日は、既報だが、

2009-11-10(Tue):
図書館総合展パネルディスカッション「ディジタル時代の本と読者−これからの出版者と図書館の役割」
(於・神奈川県/パシフィコ横浜
http://d.hatena.ne.jp/sogoten/20090930/p18

でも講演がある。

この後は、傍目にも長尾さんは忙しい。まず、

2009-11-19(Thu)〜2009-11-20(Fri):
Webとデータベースに関するフォーラム2009(WebDB Forum 2009)
(於・神奈川県/慶應義塾大学 日吉キャンパス)
http://db-event.jpn.org/webdbf2009/

の初日11月19日(木)に、「日本のデジタルライブラリプロジェクト最前線」と題した特別セッションで、基調講演をする。ちなみに私が司会を務めることになっている。

・「CiNii関連の講演4つ」(清澄日記、2009-11-03)
http://d.hatena.ne.jp/i2k/20091103/cinii_lectures

翌々日には鳥取で開催される

2009-11-21(Sat):
鳥取県立図書館開館20周年記念事業 ディスカバー図書館 in とっとりII「知の地域づくりの実践と図書館の果たすべき役割」
(於・鳥取県とりぎん文化会館
http://www.library.pref.tottori.jp/

で、「国立国会図書館と地域図書館との連携」と題した記念講演をし、さらにその翌日には、

2009-11-22(Sun):
Wikimedia Conference Japan 2009
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス
http://www.wcj2009.info/

で、「辞書・事典とは何か−その体系性・網羅性・信頼性を求めて」と題した基調講演の予定。実はこちらも私が関わっている。

長尾さんにはたいへん申し訳なく、心苦しいところがないわけではない。しかし、いまこそ長尾さんの掲げるビジョンとスキーム、そしてお人柄を社会に幅広く伝え、国立国会図書館が挑もうとしている事業の全容を伝える機会だとも思う。長尾さんの様々な提言を様々な分野の方々がどのように受け止め、どのように振る舞うのか、注目したい。

国立国会図書館、ISSN登録国内刊行オンラインジャーナルリストを公開(2009-07-17)

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国立国会図書館ISSN登録国内刊行オンラインジャーナルリストを公開した(2009-07-17)。

・国内刊行オンラインジャーナル書誌データの試験的提供
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/issn_02.html#onlinej
ISSN日本センター
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/issn_02.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

ISSNは、International Standard Serial Numberの略で、国際標準逐次刊行物番号と訳される。公開されたリストは、このISSNを付与されたオンラインジャーナルの一覧で、約700誌分の書誌情報がTSV形式のファイルに収められている。

国立国会図書館、国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)をリニューアル(2009-07-07)

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国立国会図書館国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)をリニューアルした(2009-07-07)。

国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)
http://porta.ndl.go.jp/
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

リニューアルにあたって変更された機能は多数あるが、

・「PORTAリニューアルとサービス休止(7/1〜7/6)について」(国立国会図書館、2009-06-15)
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=38

大きな変更点は、従来から課題であった検索速度がずいぶん改善されたことと、利用者登録をしなくても他人のブックマークを閲覧できるようになったことだろう。

後者については、利用者数が少ないこともあってあまり話題にならなかったが、公開範囲を変更するというのはずいぶん思い切った対応だ。試行的な段階にあるサービスの場合、やむを得ないととらえるべきなのかもしれないが、公開範囲の変更は極力避けてほしい。

・「国立国会図書館国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)を公開(2007-10-15)」(新着・新発見リソース、2007-10-29)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071029/1193588012
・「国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)で外部提供インタフェースを公開(2008-03-31)」(新着・新発見リソース、2008-05-01
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080501/1209606248
・「国立国会図書館国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)にXML出力とOAI-PMHによるメタデータ提供機能を追加(2008-12-02)」(新着・新発見リソース、2009-01-02)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090102/1230889981