2006-11-22(Wed): 情報処理学会の会誌「情報処理」に特集「Web2.0の現在と展望」

情報処理学会の会誌「情報処理」47-11の特集「Web2.0の現在と展望」がおもしろそうだ。

大向一輝・橋本大也「編集にあたって」
橋本大也Web2.0とは何か」
川崎有亮「Web2.0情報アーキテクチャ
大向一輝「Web2.0集合知
水野誠「ロングテールマーケティングをどう変えるか?」
松尾豊「Web2.0時代の個人とコラボレーション」

・「情報処理」47-11
http://fw8.bookpark.ne.jp/cm/ipsj/mokuji.asp?category1=Magazine&vol=47&no=11
情報処理学会電子図書館
http://www.bookpark.ne.jp/ipsj/
情報処理学会
http://www.ipsj.or.jp/

2006-11-21(Tue): ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)のサイトでRSS配信を開始

gooがgooフィードメーカーを公開したので、ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)のRSSをつくってみた。ページの右上にRSSのアイコンを貼り付けてあるので、必要な方はお使いください。

・ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/
・gooフィードメーカー
http://fm.goo.ne.jp/
・「goo」で、RSSフィードが簡単に作成できる「gooフィードメーカー(β版)」の提供を開始(NTTレゾナント株式会社、2006-11-21
http://help.goo.ne.jp/info/detail/879/

2006-11-20(Mon): 慶應義塾大学と共立薬科大学が合併というニュース

慶應義塾大学共立薬科大学が2008年度を目途に合併することを前提に協議に入っているという。両大学ともいち早く大学公式サイトに説明を掲載している。共立薬科大学との統合を前提にしているのだろうが、慶應義塾大学は薬学部と大学院薬学研究科を設置する方針のようだ。

・「学校法人慶應義塾と学校法人共立薬科大学は、合併を前提として協議に入ることで合意」(慶應義塾2006-11-20
http://www.keio.ac.jp/news/061120.html
・「共立薬科大学慶應義塾との合併について」(共立薬科大学2006-11-20
http://www.kyoritsu-ph.ac.jp/news/061120.html

発表と報道にあわせた記事掲載には、大学の公式サイトが企業サイト並みの広報体制になりつつあることを感じる。

ところで、今回初めて知ったが、共立薬科大学には附属薬局という施設がある。薬科系大学の附属薬局は他にもあるようで、サイト上で確認できただけで以下の3大学に附属薬局が設置されている(東京薬科大学にも附属薬局があるようだが、サイトは確認できなかった)。

共立薬科大学附属薬局(2001年4月設置)
http://www.kyoritsu-ph.ac.jp/pharmacy/atph.html
大阪薬科大学附属薬局(1999年11月設置)
http://www.oups.ac.jp/shisetu/drugstore/
・岐阜薬科大学附属薬局(1998年9月設置)
http://www.gifu-pu.ac.jp/fuzokuy/

・日本薬学会 - 薬系大学付属の薬局について
http://www.pharm.or.jp/hotnews/archives/2000/03/post_112.html

設置が一番古いのは岐阜薬科大学附属薬局(1998年9月)だが、共立薬科大学附属薬局(2001年4月)は大学構内に設置されているということがポイントらしい。ちなみに「臨床能力向上に向けた薬剤師の養成」をテーマにした「地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラム」には、「附属薬局を活用した臨場感溢れる実践教育 −人間性豊かな安全で確実な薬物療法を提供できる実践型薬剤師の養成−」を掲げた岐阜薬科大学が選ばれている。

・地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラム
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/chiiki/06021612.htm


この附属薬局の役割だが、まずは学生の実習を行う場として必要とされているようだ。詳しい理由は不明だが、国立大学の薬学部は制度上、附属薬局を設置できないため、金沢大学では別に設立したNPO法人健康・環境・教育の会(HEART)の手によって、アカンサス薬局という薬局を設置している。

アカンサス薬局
http://www.kanazawa-univ-pharm.jp/acanthus/
NPO法人健康・環境・教育の会(HEART)
http://www.kanazawa-univ-pharm.jp/heart/

とはいえ、多数ある薬科系大学や総合大学の薬学部がそれぞれ独自の薬局を持つことは現実的ではないらしく、

・病院・薬局実務実習調整機構
http://www.yaku-kyou.org/hos_drug/

といった組織もある。また、附属薬局とは直接関連しないのだろうが、文部省(当時)のハイテクリサーチセンター整備事業に採択された

東京薬科大学ドラッグラショナル研究開発センター
http://www.drc.toyaku.ac.jp/

という施設もあるようだ。

2006-11-19(Sun): メールマガジン「理研ニュース」を発見

おそらくいまさらなのだろうが、理化学研究所が「理研ニュース」というメールマガジンを発行していたことを知った。気づいていないこと、知らないままでいることは実に多い。

メールマガジン理研ニュース」
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/mailmag/
理化学研究所
http://www.riken.go.jp/

2006-12-08(Fri):

国立公文書館アジア歴史資料センターシンポジウム「歴史が蘇るデジタル・アーカイブ−日米交渉史などに見るアジ歴5年目の展開−」
(於・東京都/赤坂プリンスホテル
http://www.jacar.go.jp/sympo2006/5e_anniv.html

2006-12-18(Mon):

「デジタル巨人の肩の上に立つ」機関リポジトリ、e-サイエンス、および学術コミュニケーションの将来に関する国際シンポジウム
(於・東京都/都市センターホテル)
http://www.nii.ac.jp/irp/symposium2006/

2007-01-27(Sat):

三田図書館・情報学会第130回月例会「図書館における情報リテラシー教育:慶應義塾大学における事例を中心に」
(於・東京都/慶應義塾大学三田キャンパス
http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html

2007-03-24(Sat):

三田図書館・情報学会第131回月例会「デジタル画像を用いた初期刊本の校合:グーテンベルク聖書の印刷工程の解明」
(於・東京都/慶應義塾大学三田キャンパス
http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html

原田隆史さんらを中心としたCommunity for Developing Next Library(Project Next-L)、発足(2006-11-21)

原田隆史さん(慶應義塾大学)らを中心とした有志により、オープンソースによる図書館システムの設計・開発・普及を掲げたプロジェクトCommunity for Developing Next Library(Project Next-L)が発足し、サイトが公開された(2006-11-21)。

有志の顔ぶれは兼宗進さん(一橋大学)、林賢紀さん(農林水産研究情報センター)、黒澤公人さん(国際基督教大学図書館)、田辺浩介さん(東京工科大学蒲田分室)、宇陀則彦さん(筑波大学)、長谷川豊裕さん(鶴見大学図書館)、丸山高弘さん(山中湖情報創造館)ら。図書館のあり方についてインターネットでも積極的に発言している方々が多数含まれている。

これまでも個人や有志の手によって図書館システムを開発しようという提案や実践はあったが、Project Next-Lの特徴はシステムの開発を目的とするのではなく、システムを開発するための設計図である仕様書の作成と公開を目的としていることだろう。あくまで草稿であるが、「図書館のオープンソース化に関する宣言」(案)が公開されており、プロジェクトの主旨がまとめられている。

なお、ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)の編集長である岡本も有志に含まれている。Project Next-Lに関する記事をお読みになる際は、筆者自身も関係者の一人であることを考慮していただければと思う。

・Community for Developing Next Library(Project Next-L)
http://next-l.slis.keio.ac.jp/

東京大学先端科学技術研究センター、ポッドキャスティングを公開(2006-11-17)

東京大学先端科学技術研究センターがポッドキャスティングを公開した(2006-11-17)。教授会セミナーやキャンパス公開の模様を配信している。

東京大学先端科学技術研究センター - ポッドキャスティン
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/rcast/podcasting/
東京大学先端科学技術研究センター
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/
・「Podcastingの配信を始めます」(「東大先端研NAVI」31、2006-11-17)
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/magazine/archive/0/40.html

国立情報学研究所(NII)、CiNiiのサービスに関するアンケート結果概要を公開(2006-11-16)

国立情報学研究所(NII)がCiNiiのサービスに関するアンケート結果概要(CiNiiのサービスに関するアンケートご回答の集計)を公開した(2006-11-16)。このアンケートは2006年8月10日(木)から10月15日(金)にかけて行われたもので、延べ416件の有効回答を得ている。利用頻度、利用時間帯、認知経路、主利用分野、利用目的など、12の質問に対する回答状況がグラフにまとめられている。結果のうち印象的なのが、複数回答可能で尋ねている「CiNiiの他によく使用する、学術情報検索サービスを教えてください」だろうか。併用する検索サービスとして、Web検索エンジンと各図書館の蔵書検索(OPAC)が群を抜いて多い。また「ディレクトリをどの程度ご利用いただいていますか?」という質問に対して、利用は約30%という結果が出ている。この数字を想像以上に大きいと思うか、逆に小さいと思うかは差があるだろうが、Yahoo!カテゴリのようなディレクトリサービスが依然として支持されている日本語のインターネット環境では、きわめて妥当な数字といえるだろう。

・CiNiiのサービスに関するアンケートご回答の集計
http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/cinii_enquete_result.html
・CiNiiお知らせ
http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/
・CiNii
http://ci.nii.ac.jp/
国立情報学研究所(NII)
http://www.nii.ac.jp/

田崎晴明さん、「「水からの伝言」を信じないでください」を公開(2006-11-09)

田崎晴明さんが「「水からの伝言」を信じないでください」を公開した(2006-11-09)。末尾の「このページについて」にある田崎さんの言葉がすばらしい。

批判を書くのは、気持ちのいいことではありませんが、一人でも多くの方に、科学というもののすばらしさや、道徳について自分で考えることの大切さについて考えてほしいという思いから、このページをつくることにしました。(中略)私は、このページで何かを大きく変えようなどとは全く思っていません。それでも、このような「まとめ」を作ることで、いろいろな立場の人が物事を落ち着いて考えるための一つのきっかけを与えられればうれしいと思っているのです。

・「水からの伝言」を信じないでください
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/
・WWW pages of Hal Tasaki田崎晴明さん)
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/

コピーマート研究所、World Copymart Club(WCC)でのコンテンツ販売を開始(2006-11-01)

コピーマート研究所がWorld Copymart Club(WCC)でのコンテンツ販売を開始した(2006-11-01)。コピーマートについては『インターネットにおける著作権取引市場』(コピーマート研究会、新世社、2003年、1890円)と『コピーマート―情報社会の法基盤』(北川善太郎、有斐閣、2003年、5040円)に詳しい。

・World Copymart Club(WCC)
http://www.copymart.co.jp/wcc/
コピーマート研究所
http://www.copymart.jp/
・『インターネットにおける著作権取引市場』(コピーマート研究会、新世社、2003年、1890円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883840468/arg-22/
・『コピーマート―情報社会の法基盤』(北川善太郎、有斐閣、2003年、5040円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4641133182/arg-22/

慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構、「DMCコミュニティマガジン」を創刊(2006-10-20)

慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構が「DMCコミュニティマガジン」を創刊した(2006-10-20)。月に1、2回の発行を予定しており、イベント情報や過去1ヵ月のニュースダイジェストを配信するという。メールアドレスの登録だけで無料で配信を受けられる。

・「DMCコミュニティマガジン」
http://note.dmc.keio.ac.jp/magazine/subscription/
・「DMCコミュニティマガジン」2006年10月号(2006-10-20
http://note.dmc.keio.ac.jp/magazine/2006/10/
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構
http://www.dmc.keio.ac.jp/