2008-09-04(Thu): 「上がる下がる」考

昨日の

2008-09-03(Wed):
第17回京都図書館大会「図書館からのアプローチ−新たな広報戦略」
(於・京都府同志社大学寒梅館)
http://www.library.pref.kyoto.jp/news.html#taikai

の懇親会で話題になったこと。

京都においては北上することを「上がる」と、南下することを「下がる」というが、この語源を正確に知りたい。

京都市内で,通りに対して北に行くことを上ル、南に行くことを下ルというのはなぜだろうか。京都市図書館の

・レファレンス事例紹介
http://www.kyotocitylib.jp/reference/

によれば、

京都の町が,全体として北から南にむかって低くなっているからです。
九条通りの東寺の塔の高さ(55m)は、北大路通りの高さとほぼ同じです。(京都では「東寺の塔のてっぺんと、北大路通りが同じ高さ」と言い伝えられています。)

ということだが、長年京都にお住いの方々にとっては地理的な高低ではないらしい。あくまで御所を起点に御所へ行くことを「上がる」、御所から周辺に移動することを「下がる」と言うとのこと。はたして真実はどこにあるのだろう。

・「第17回京都図書館大会で「いま図書館に求められる新たなウェブ活用戦略」と題して講演」(編集日誌、2008-09-03)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080908/1220885898

2008-09-05(Fri): 意外に読まれている

講演をさせていただいた

2008-09-03(Wed):
第17回京都図書館大会「図書館からのアプローチ−新たな広報戦略」
(於・京都府同志社大学寒梅館)
http://www.library.pref.kyoto.jp/news.html#taikai

のときのこと。最近の記事でいえば、たとえば、

・「京都府内図書館サイトの訪問と京都市内図書館マップの作成−京都図書館大会に備えて」(編集日誌、2008-08-09)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080810/1218362384
・「京都府立医科大学附属図書館、古医書コレクションにデータを追加(2008-08-26)」(新着・新発見リソース、2008-08-31
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080831/1220116778
・「京都府立医科大学附属図書館、京都府立医科大学附属図書館古醫書目録を公開(2008-06-23)」(新着・新発見リソース、2008-08-31
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080831/1220115198

で取り上げた図書館の方々に記事を読んだと声をかけていただいた。限られた部数、限られた閲覧者ではあるが、自分自身が思う以上にはるかに読まれているようだ。きっといまもこの記事を読んでいる方々の中には、この先直接出会う方がいらっしゃることだろう。そう思うとこの先に予定している講演がよりいっそう楽しみになってくる。

先々お目にかかる方々。ささやかなお願いです。もし、直接お話しする機会があれば、ぜひどの記事を読まれたのかお教えください。そんなささいな一言が書き手のモチベーションとなるのです。

2008-09-06(Sat): 京都市中央図書館と京都市平安京創生館を訪問

・「第17回京都図書館大会で「いま図書館に求められる新たなウェブ活用戦略」と題して講演」(編集日誌、2008-09-03)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080908/1220885898

に記した

最後にすでに取り組まれている実践例を河口高志さん(京都市中央図書館)にご教示いただいた。特に京都市中央図書館一帯にある造酒司跡や京都市平安京創生館に関わる事例紹介だったが、これは非常に参考になった。

京都市平安京創生館
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/asny1/about/institution/honkan/heian3.html
京都市中央図書館
http://www.kyotocitylib.jp/chuo/

これについては別に記したい。

の続き。時間の合間に河口高志さん(京都市中央図書館)のお言葉に甘えて、

京都市平安京創生館
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/asny1/about/institution/honkan/heian3.html
京都市中央図書館
http://www.kyotocitylib.jp/chuo/

を訪ねてみた。


ご多忙な中、河口さんご自身に、

  1. 平安宮造酒司倉庫跡
  2. 平安京復元模型(京域・鴨川・東山・北山部分)
  3. 国宝洛中洛外図屏風(上杉本)陶板壁画
  4. 国宝北野天神縁起絵巻(承久本)レプリカ
  5. 楽殿復元模型
  6. 楽殿鴟尾復元模型

などをご説明いただく。河口さんの歓待に感謝。

とにかく、平安宮造酒司倉庫跡や平安京復元模型は圧巻。ぜひ多くの人に訪れてほしい。ちなみに、ウェブでは、

バーチャル京都 - 過去・現在・未来への旅
http://www.geo.lt.ritsumei.ac.jp/webgis/ritscoe.html

といった取り組みもある。なお、

バーチャル京都―過去・現在・未来への旅
・矢野桂司編、フィリップ・ブラウン、美苗サバス訳『バーチャル京都−過去・現在・未来への旅 京の“時空散歩”』(ナカニシヤ出版、2007年、2730円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4779501008/arg-22/

という本も出ているようだ。

2008-09-07(Sun): 日本図書館協会中堅職員ステップアップ研修(2)の受講生たち

・「日本図書館協会中堅職員ステップアップ研修(2)で講義−「図書館ポータルのデザイン」(領域:情報資源管理)」(編集日誌、2008-07-21)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080722/1216653993
・「日本図書館協会中堅職員ステップアップ研修(2)で演習−「図書館ポータルの評価の実際」(領域:情報資源管理)」(編集日誌、2008-08-17
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080818/1219070727

で記したように、「領域:情報資源管理」で「図書館ポータルのデザイン」「図書館ポータルの評価の実際」という講義と演習を担当させていただいた。この2つの科目については、無事13名の受講生の方々が修了されたので、ご本人の同意をいただいた10名について、ここでお名前を紹介しておきたい。単に聴くだけではなく、主体的な参加を強く求める講義と演習を終えられたのは、

  1. 芦川肇(足立区立中央図書館)
  2. 石原敏滋(高松市牟礼図書館)
  3. 内山喜寿上越市立高田図書館)
  4. 芝尾和枝(千代田区千代田図書館
  5. 久木恵(恵那市中央図書館)
  6. 松原伸直(新潟市立西川図書館)
  7. 荻野裕子(吹田市立中央図書館)
  8. 斎藤仁史(浦河町立図書館)
  9. 佐々木裕子(日本医科大学図書館)
  10. 松村謙(奈義町立図書館)

の各氏(敬称略)。なお、演習「図書館ポータルの評価の実際」では受講生の互選によってベストプレゼンテーターを選出したのだが、その栄誉に輝いたのは、芝尾和枝さん(千代田区千代田図書館)。レポートそのものも素晴らしい出来であり、また口頭での発表も非常に洗練されたものだった。

図書館関係の方々にはぜひ芝尾さんをはじめ、上記の受講生の方々の氏名を覚えていただき、講義・講演の依頼はもとより、場合によっては採用等の目安の一つとしてほしい。私としては自信を持って推薦できる方々である。

339号(2008-09-08、4717部)

新着・新発見リソースより、

などの10サイト

http://archive.mag2.com/0000005669/20080909022650000.html

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2008-09-08(Mon): 今秋の講演予定−全国図書館大会、日本アーカイブズ学会、図書館総合展など

秋めいてきました。今秋はいくつかの催しで話をさせていただきます。

2008-09-19(Fri)
全国図書館大会第94回兵庫大会 第7分科会「図書館の自由」「「Web2.0時代」における図書館の自由」
(於・兵庫県神戸学院大学ポートアイランドキャンパス)
http://www.jla.or.jp/jiyu/taikai2008.html

では、第7分科会「図書館の自由」で行われるパネルディスカッション「「Web2.0時代」における図書館の自由」に参加します。

2008-10-04(Sat):
日本アーカイブズ学会 2008年度第1回研究集会「デジタル情報技術が拓くアーカイブズの可能性」
(於・東京都/学習院大学
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=21

では、以下の2つの報告

へのコメンテーターを務めます。

2008-11-26(Wed)〜2008-11-28(Fri):
第10回図書館総合展
(於・神奈川県/パシフィコ横浜
http://www.j-c-c.co.jp/library/

では、初日の11月26日(水)に開催される

Library of the Year 2008
http://iriweb.fc2web.com/forum/loy08.html

で選考委員を、2日目の11月27日(木)に開催される

・私の理想の図書館 丸善ライブラリーニュースアドバイザーの集い(公開編集会議)
http://www.maruzen.co.jp/business/edu/libforum2008/

で司会を務めます。

なお、

・「第2回ARGカフェの構想−2008年11月の第10回図書館総合展/学術情報オープンサミット2008の会期中に横浜で」(編集日誌、2008-08-03
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080804/1217777137

で記したように、最終日3日目あたりに第2回ARGカフェを開催するつもりです。

その他、まだ情報が公になっていないのですが、11月上旬に奈良で、11月中旬に神戸で、12月上旬に神戸で、それぞれ開催される催しに登壇させていただく予定です。