国立情報学研究所(NII)、GeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)を正式公開(2005-04-01)

国立情報学研究所が、GeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)を正式公開した(2005-04-01)。GeNii(ジーニイ)は、CiNii(論文情報ナビゲータ)、Webcat Plus、KAKEN(科学研究費成果公開サービス)、NII-DBR(学術研究データベース・リポジトリ)の4サービスから構成され、これら4つのデーターベースをまとめて検索できる。CiNii(論文情報ナビゲータ)、Webcat Plus、KAKEN(科学研究費成果公開サービス)は、すでに試験公開されていたものだが、NII-DBR(学術研究データベース・リポジトリ)は、GeNiiの正式公開にあわせて新たに公開されたデータベースである。またWebcat Plusは、この機会に 日本語の図書に加え、雑誌と英語の図書を検索できるようになった。なお、GeNiiの正式公開にあわせて、これまで公開されてきたNACSIS-IR(情報検索サービス)とNACSIS-ELS(電子図書館サービス)がGeNiiに統合され、廃止されている。なお、国立情報学研究所GeNii利用規程の第4条にあるように、「何人も自己の学術研究に利用するため、本サービスを利用することができる」という。ただし、NACSIS-ELS(電子図書館サービス)として提供されてきた論文の詳細情報の閲覧など一部のサービスは依然として有料となっている。ここに集積された学術情報ほ、ほぼすべて国民の税金で構築されたものである。GeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)のトップページにあるように、「研究に必要な情報を総合的に利用できるポータルサイトを目指」すのであれば、すべての情報を無料で提供できるポータルサイトへと進化していくよう願う。

・GeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)
http://ge.nii.ac.jp/
・GeNii NII学術コンテンツ・ポータル ヘルプ
http://ge.nii.ac.jp/outline-j.html
国立情報学研究所GeNii利用規程
http://ge.nii.ac.jp/GeNii-term.pdf
・CiNii(論文情報ナビゲータ)
http://ci.nii.ac.jp/
Webcat Plus
http://webcatplus-international.nii.ac.jp/
・KAKEN(科学研究費成果公開サービス)
http://seika.nii.ac.jp/
・NII-DBR(学術研究データベース・リポジトリ
http://dbr.nii.ac.jp/
・NACSIS-IR(情報検索サービス)
http://ir.nii.ac.jp/
・NACSIS-ELS(電子図書館サービス)
http://els.nii.ac.jp/
・「国立情報学研究所の平成17年度の学術情報サービスについて」
http://www.nii.ac.jp/service/service2005_intro.html

メディア教育開発センター(NIME)、能力開発 学習ゲートウェイ「NIME-glad」を公開(2005-03-28)

独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)が、能力開発 学習ゲートウェイ「NIME-glad」を公開した(2005-03-28)。「NIME-glad」(ナイム・グラッド)は、各地の大学がインターネットで公開している教育用のコンテンツを検索できる。現在は、e-Learningコースや公開講座情報、シラバス情報など、約10万件のデータが収録されているという。ただし、メールアドレスの認証(実在するメールアドレスを登録させ、その利用者への信頼性を高める仕組み。メーリングリストや大手インターネットサービスでよく導入されている)を設け、利用者がNIME-gladにログインする仕組みとなっているが、ログインして何ができるようになるkなど、使い方に関する説明が非常に不足している。改善を望みたい。

・能力開発 学習ゲートウェイ「NIME-glad」
http://nime-glad.nime.ac.jp/
独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)
http://www.nime.ac.jp/

メディア教育開発センター(NIME)、EU諸国の大学における障害者支援データベースを公開(2005-03-07)

独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)が、EU諸国の大学における障害者支援データベースを公開した(2005-03-07)。このデータベースは、EUを中心に作成された「HEAG database :The Higher Education Accessibility Guide 」の日本語版。ヨーロッパ各国における障害を持つ学生向けの支援サービスに関する情報をまとめている。

EU諸国の大学における障害者支援データベース
http://www.nime.ac.jp/~disable/database.htm
独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)
http://www.nime.ac.jp/

日本経営史研究所、日本電力業史データベースを公開(公開日不明)

財団法人日本経営史研究所のサイトが開設され、日本電力業史データベースが公開されている(公開日不明)。日本電力業史データベースは、同研究所が編纂した『関西地方電気事業百年史』(1987年)、『中部地方電気事業史』(1995年)、『北陸地方電気事業百年史』(1998年)、『関東の電気事業と東京電力』(2002年)、また現在制編纂している『九州地方電気事業史』(仮題)(2007年刊行予定)の制作過程で作成した電気事業に関する統計データで、xls形式で一覧用、印刷用のファイルが公開されている。なお、統計データの作成には、橘川武郎さん(東京大学社会科学研究所教員)の指導があったことが明記されている。ファイルはいずれもxls形式で公開されているが、ウイルス混入が可能なxls形式だけではなく、tsv形式やcsv形式での提供を検討してほしい。なお、同研究所は経営史料センターに会社史(社史)7000冊の蔵書がある。ぜひ、この蔵書の検索機能を提供してほしい。

・日本経営史研究所
http://www.jbhi.or.jp/
・日本電力業史データベース
http://www.jbhi.or.jp/toukei.html
橘川武郎研究室
http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/~kikkawa/

富永健一さん、富永健一ホームページを公開(公開日不明)

富永健一さんが富永健一ホームページを公開した(公開日不明)。サイト上の記述から推測すると、2005年に入ってから公開されたようだ。サイトでは、プロフィール、著作目録、近著『戦後日本の社会学』(東京大学出版会、2004年)に対する書評が公開されている。プロフィールと著作目録がPDFファイルで公開されているが、できればhtmlでの公開に切り替えてほしいところだ。だが、現在73歳というお年を考えれば、細かな形式にとらわれず、この世代の方がサイトを公開したことをまず喜びたい。なお、まったく関係ないが、プロフィールを拝見して、私と同じ誕生日であることに気づいた。あらためて人生の大先輩であることに気づかされる。

富永健一ホームページ
http://members3.jcom.home.ne.jp/knch.tominaga/
・『戦後日本の社会学』(富永健一東京大学出版会、2004年)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130501585/arg-22

総合研究開発機構(NIRA)、「日本のシンクタンク情報」を公開(2005-04-13)

総合研究開発機構(NIRA)が「日本のシンクタンク情報」に同機構が編集・発行する『シンクタンク年報2005』の掲載データを追加した(2005-04-13)。同年報に掲載された 政策研究機関、大学附属政策研究機関、地方公共団体内政策研究機関の機関情報、研究成果情報と、これらの機関を対象に行った調査に基づく「シンクタンクの動向2005」が公開されている。

・日本のシンクタンク情報
http://www.nira.go.jp/icj/tt-idxj/
シンクタンクの動向2005
http://www.nira.go.jp/icj/doukou/2005/
・総合研究開発機構(NIRA
http://www.nira.go.jp/menu2/

京都大学21世紀COEプログラム「東アジア人文情報学研究教育拠点 漢字文化の全き継承と発展のために」、拓本文字データベースを公開(公開日不明)

京都大学21世紀COEプログラム「東アジア人文情報学研究教育拠点 漢字文化の全き継承と発展のために」が拓本文字データベースを公開した(公開日不明)。データベースの内容や意義は、安岡孝一「「縁」モデルにもとづく拓本文字データベース」に詳しい。なお、利用にあたっては、株式会社セラーテムテクノロジーが無料で提供するDjVuブラウザプラグインのインストール(パソコンへの組み込み)が必要となる。

・拓本文字データベース
http://coe21.zinbun.kyoto-u.ac.jp/djvuchar
安岡孝一「「縁」モデルにもとづく拓本文字データベース」
http://coe21.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~yasuoka/publications/2005-03-25.pdf
京都大学21世紀COEプログラム「東アジア人文情報学研究教育拠点 漢字文化の全き継承と発展のために」
http://coe21.zinbun.kyoto-u.ac.jp/
・DjVuブラウザプラグイン
http://www.lizardtech.co.jp/download/djvu/
・株式会社セラーテムテクノロジー
http://www.lizardtech.co.jp/

河辺一郎さん、「河辺一郎 国連と日本外交のページ」を公開(2005-01-18)

河辺一郎さんが、「河辺一郎 国連と日本外交のページ」を公開した(2005-01-18)。河野さんは国連問題と日本外交の研究者。軍縮問題の専門雑誌『軍縮問題資料』に1991年5月から連載してきた「コラム国連」のうち、掲載から3ヶ月が過ぎたものを電子化し公開している。なお、『軍縮問題資料』は創刊者であった宇都宮徳馬参議院議員の死去に伴い、2005年4月号で休刊したが、これまでの執筆者と読者の尽力で継続されることになったという。ところで、河野さんは「このページについて(Q&A)」というコーナーで、自らを「愛知大学の教員」と名乗るにとどめ、経歴を「長々と書くのは自己満足以外の何ものでもないと思」うと記している。主張に真っ向から反対はしないが、河野さんのホームページをみて、愛知大学への進学を志す受験生がいるかもしれない。せめて学部名までは明記したほうがよいと、私は思う。賛否いずれにせよ、上記の一文を含む河野さんの「経歴を書くべきではないか」という文章には考えさせられる方が本誌の読者にもいるだろう。ぜひご一読いただきたい。なお、仮に主張に賛同できないとしても、発信者が自らの発信内容や発信姿勢について意思を表明することは非常に重要と、私は考えている。

・河辺一郎 国連と日本外交のページ
http://www.geocities.jp/kawabe_ichiro/
・このページについて(Q&A)
http://www.geocities.jp/kawabe_ichiro/q_and_a.html
軍縮問題資料
http://www.heiwa.net/

秋山陽一郎さん、Mozilla Firefox用東洋学文献類目 for WWW 検索 Plug-inを公開(2004-10-25)

中国古代政治思想史と中国古代文献学の専門サイト「過立齋」(かりつさい)を運営する秋山陽一郎さんが、Mozilla Firefox用東洋学文献類目 for WWW 検索 Plug-inを公開した(2004-10-25)。フリーウェアとして提供されているこのプラグインをインストール(パソコンへの組み込み)すると、京都大学人文科学研究所の『東洋学文献類目』や全國漢籍データベースをFirefoxの検索バーから直接検索できる。なお、Mozilla Firefoxは最近認知度と利用度が増している新しいブラウザの一つ。

Mozilla Firefox用東洋学文献類目 for WWW 検索 Plug-in
http://www.karitsu.org/tools/firefox_plugin.htm
・過立齋
http://www.karitsu.org/
Firefox
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

埼玉県立図書館、埼玉県立図書館貴重書デジタル画像を公開(2005-04-01)

埼玉県立図書館が貴重書デジタル画像を公開した(2005-04-01)。これは県立浦和図書館が所蔵する江戸時代後半の埼玉県に関係する和漢書、錦絵52点の貴重書を電子化したもの。 すべてPDF形式で公開されている。貴重書のリストに、資料の番号、資料名、読みが記載され、貴重書一点一点の詳細情報に、解説が附されている。解説の一部がリストに記されていたほうが、見る側の読む意欲を誘うと思われる。リストのみやすさ(一覧性と視認性)に配慮しつつ、情報の配置の仕方にもう一工夫ほしいところだ。

・埼玉県立図書館貴重書デジタル画像
http://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/data/kichousho/
・埼玉県立図書館
http://www.lib.pref.saitama.jp/

産業技術総合研究所、活断層データベースを公開(2005-03-24)

独立行政法人産業技術総合研究所活断層研究センターが活断層データベースを公開した(2005-03-24)。日本全国の主な活断層を地名や地図から検索できる。なお、データベースのシステム設計・開発担当者、データ収録担当者の氏名が明記されている。データベースの公開に貢献した人々の名前を記すことは、当然のことではあるが、インターネットで発信される学術コンテンツの信頼性を高め、業績としての評価を少しでも確かなものにするうえでの意味ある取り組みといえるだろう。

活断層データベース
http://www.aist.go.jp/RIODB/activefault/
独立行政法人産業技術総合研究所活断層研究センター
http://unit.aist.go.jp/actfault/activef.html
独立行政法人産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/

国立社会保障・人口問題研究所、和英厚生労働行政辞典を公開(2002-12-02)

国立社会保障・人口問題研究所が「和英厚生労働行政辞典」を公開している(2002-12-02)。これは「厚生行政用語ポケット対訳集(英和)」(厚生省大臣官房国際課監修、1992年)をもとにしており、2002年に厚生労働省各部局から新しい用語の追加を受けて作成されたもの監修は国立社会保障・人口問題研究所。

・和英厚生労働行政辞典
http://www.ipss.go.jp/site-ad/yougo/gyousei.html
・国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/

産業技術総合研究所、「産総研ウェブサイトアンケート結果について」を公開(2005-03-23)

独立行政法人産業技術総合研究所が、「産総研ウェブサイトアンケート結果について」を公開した(2005-03-23)。50日間に及ぶ調査期間(2004-12-15〜2005-02-03)を設けながら、有効回答数はわずか83。この回収数で調査は成り立つのだろうか。また公開されたアンケート結果は円グラフのみで実数、指数ともに数値が一切公開されていない。この規模の独立行政法人としては、あまりにお粗末な調査である。国立国会図書館や同じ独立行政法人である労働政策研究・研修機構の先行事例に学ぶことが求められる。

・「産総研ウェブサイトアンケート結果について」
http://www.aist.go.jp/aist_j/announce/au2005/au0322/au0322.html
独立行政法人産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/
・平成16年度利用者アンケート調査結果(国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2004_01.html
・平成15年度利用者アンケート調査結果(国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete01.html

国立国語研究所、ことばに関する新聞記事見出しデータベースを増強(2005-03-??)

独立行政法人国立国語研究所が「ことばに関する新聞記事見出しデータベース」に簡単検索の画面を新設し、2001年、2002年のデータを追加した(2005-03-??公開)。公開後はなんら改善を加えずに放置されるデータベースも多いが、データを追加し、さらにデータベースを利用するうえで非常に重要な検索画面の改善をはかったことはすばらしい。なお、かねてから指摘しているが、同研究所にはなにを「いつ」公開したのか、明記の徹底をお願いしたい。ページによっては、最終更新日、初版公開開始日、改訂版公開開始日が明記されているものの、最新情報を伝えるトップページなどでは、年月までしか明記されていない。

・ことばに関する新聞記事見出しデータベース
http://www.kokken.go.jp/katsudo/kenkyu_jyo/sinbun/
・「ことばに関する新聞記事」簡単検索
http://www.kokken.go.jp/kokken/search/kokken_search_news_kan.php
独立行政法人国立国語研究所
http://www.kokken.go.jp/

総務省統計局、統計データ・ポータルサイトに、コミュニティ・プロフィールNaviを追加(2005-04-18)

総務省統計局が運営する統計データ・ポータルサイトに、コミュニティ・プロフィールNaviが追加された(2005-04-18)。これは一種のナビゲーション機能といえ、都道府県別、あるいは区市町村別に、その地域の様々な統計データを数値やグラフでみることができる。詳細については、ここで説明するよりは、まずは使ってみてほしい。なお、使用後の私の感想として、提供されているデータや機能はすばらしさに比して、サイトのつくり方は相当見劣りすると述べておきたい。根本的に使いやすさに対する意識が欠けているように感じられる。一例を挙げれば、コミュニティ・プロフィールNaviで様々な地域の統計データの閲覧を始めると、ブラウザの戻るボタンで前にみていたページに戻れなくなってしまう。これはいただけない。統計データ・ポータルサイトは、誰もが利用できなくてはいけない公共サービスである。この意味を再確認して、コミュニティ・プロフィールNaviの使いやすさを再点検してほしい。

・コミュニティ・プロフィールNavi
http://portal.stat.go.jp/apstat/topProNavi.html
・「コミュニティ・プロフィールNavi 運用開始のお知らせ」
http://www.stat.go.jp/info/guide/portal/portal.htm
・統計データ・ポータルサイト
http://portal.stat.go.jp/
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/

国際交流基金、日本語教育国別情報(2004年度版)を公開(2005-04-19)

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)が、「海外における日本語教育」に日本語教育国別情報(2004年度版)を追加し、内容を更新した(2005-04-19)。

日本語教育国別情報(2004年度版)
http://www.jpf.go.jp/j/urawa/world/kunibetsu/2004/
・海外における日本語教育
http://www.jpf.go.jp/j/japan_j/
国際交流基金(ジャパンファウンデーション
http://www.jpf.go.jp/

国立教育系大学図書館協議会、サイトを公開(2005-03-28)

国立教育系大学図書館協議会のサイトが公開された(2005-03-28)。「教科書標準分類法」などの資料を公開している。

・国立教育系大学図書館協議会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/januel/main.html

国立国会図書館、「インターネット情報の収集・利用に関するご意見の募集」を開始(2005-04-14〜2005-04-27)

国立国会図書館が「インターネット情報の収集・利用に関するご意見の募集」を開始している(2005-04-14〜2005-04-27)。納本制度審議会答申「ネットワーク系電子出版物の収集に関する制度の在り方について」(2004-12-09)を踏まえて、策定した「インターネット情報の収集・利用に関する制度化の考え方」に対する意見を広く募集している。

・インターネット情報の収集・利用に関するご意見の募集
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/internet.html
・「インターネット情報の収集・利用に関する制度化の考え方」
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/internet_view.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

東京工業大学附属図書館、学術図書目次データ検索「Tokyo Tech Book Reviewデータベース」を公開(公開日不明)

東京工業大学TDLオリジナルデータベースに、学術図書目次データ検索「Tokyo Tech Book Reviewデータベース」を追加している(公開日不明)。「東工大先生の本」文庫に収められている図書の一部を検索でき、みつかった図書の目次を一覧できる。

・図書目次データ検索「Tokyo Tech Book Reviewデータベース」
http://topics.libra.titech.ac.jp/bkr/br_index.html
TDLオリジナルデータベース
http://tdl.libra.titech.ac.jp/
東京工業大学附属図書館
http://www.libra.titech.ac.jp/

広島大学図書館、デジタル郷土資料館に「広島大学所蔵奈良絵本・室町時代物語」を追加(2005-03-17)

広島大学図書館がデジタル郷土資料館に「広島大学所蔵奈良絵本・室町時代物語」を追加した(2005-03-17)。奈良絵本は、室町時代後期から江戸時代中期にかけてつくられた絵入りの写本。ここでは、広島大学が所蔵する奈良絵本と室町時代の物語本のうち、「伊勢物語」「すヽめの夕かほ」「硯わり」「住吉物語」「たはら藤太」「中将姫」「つるのしうけん」「はちかつき」「花世姫」「ふんせう」「やしまのさうし」「横笛草紙」「よしのふ」「頼豪阿闍梨絵巻」の14作品について、画像、翻刻、解題が公開されている。電子化された資料のすばらしさはいうまでもないが、それ以上に解題に附された参考文献や研究文献から、その文献を広島大学蔵書目録検索で検索した結果にリンクしている点がよい。また監修者や解題、翻刻の担当者だけでなく、サイト作成者の氏名が明記されていることも評価したい。

広島大学所蔵奈良絵本・室町時代物語
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/dc/kyodo/naraehon/muromachi_top.html
・デジタル郷土資料館
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/dc/kyodo/
広島大学図書館
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/

東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター、東洋文化研究所所蔵タイ語書誌データベースを公開(2005-03-28)

東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センターが東洋文化研究所所蔵タイ語書誌データベースを公開した(2005-03-28)。友杉孝同大名誉教授の寄贈書を中心に、約2200点のタイ語文献の書誌情報を検索できる。

東洋文化研究所所蔵タイ語書誌データベース
http://ricasdb.ioc.u-tokyo.ac.jp/thaidb/Thai_Index.html
東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター
http://ricas.ioc.u-tokyo.ac.jp/
東京大学東洋文化研究所
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/

東京大学社会科学研究所、トップページのデザインを変更

東京大学社会科学研究所のサイトがトップページのデザインを変更した。同研究所はSSJデータアーカイブが唯一検討しているほかは、国内最大級の社会科学研究機関としてはあまりに内容が貧弱。表面的なデザインに手をかけるのではなく、根本的なサイト設計と開発に力を注いで欲しい。

東京大学社会科学研究所
http://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/
・SSJデータアーカイブ
http://ssjda.iss.u-tokyo.ac.jp/

社会政策学会、社会政策学会年譜(1896〜1924年)を公開(2005-04-03)

社会政策学会が社会政策学会年譜(1896〜1924年)を公開した(2005-04-03)。創立以来の出来事がまとめられている。またあわせてサイトに学会史のコーナーが設けられ、高野岩三郎「〈社会政策学会〉創立のころ」 、山崎覚次郎「〈社会政策学会〉及び〈経済学攻究会〉の濫觴」が公開された。

・社会政策学会年譜(1896〜1924年
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/sssp/nenpu.html
高野岩三郎「〈社会政策学会〉創立のころ」
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/sssp/gakkaishi-takano.html
・山崎覚次郎「〈社会政策学会〉及び〈経済学攻究会〉の濫觴
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/sssp/gakkaishi-yamazaki.html
・社会政策学会
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/sssp/
・二村一夫「社会政策学会史料のこと」
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/diary12.html#gakkaishi

2005-04-17(Sun):

気になる本。『心理学のためのレポート・卒業論文の書き方』(杉本敏夫、サイエンス社、1995円)。心理学セミナーテキストライブラリの一冊。この本のような、特定分野に特化したレポートや論文の書き方指導の本はどれくらいあるのだろう。

・『心理学のためのレポート・卒業論文の書き方』(杉本敏夫、サイエンス社、1995円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781910785/arg-22
・詳細な目次(サイエンス社
http://www.saiensu.co.jp/books-htm/ISBN4-7819-1078-5.htm

2005-04-18(Mon):

国語教育で知られる大村はまさん死去。大村はまさんといえば、鳴門教育大学附属図書館の大村はま文庫がある。「大村はま文庫」特殊分類表が公開されているほか、OPAC(蔵書検索)で、「所在」の項目に「大村はま文庫」を指定することで蔵書を一覧できる。また教科教育実践学関係資料(国語科)データベースでも同じことができる。サイトづくりという観点からいうと、「大村はま文庫」のページにOPACか、教科教育実践学関係資料(国語科)データベースで、「大村はま文庫」の蔵書をすべて引き出した検索結果にリンクしていれば便利だろう。

大村はま文庫
http://www.lib.naruto-u.ac.jp/shiryo/omura.html
OPAC
http://www.lib.naruto-u.ac.jp/opac/cgi/searchS.cgi
・教科教育実践学関係資料(国語科)データベース
http://awaji.indigo.naruto-u.ac.jp:8080/kyouka/
鳴門教育大学附属図書館
http://www.lib.naruto-u.ac.jp/

2005-04-20(Wed):

引き続き、産業総合研究所の話。独立行政法人化を受けて、今年から同研究所独自の職員採用試験を実施したとのこと。確か、東京大学国立大学法人化を受けて、職員の独自採用を行うというニュースがあった。優秀でその組織への忠誠心の高い事務職員をどれだけ囲い込めるか、学術関係の法人にとって今後の大きな課題だろう。

・「産総研非公務員化後、初めて独自の職員採用試験を実施」(2005-04-20)
http://www.aist.go.jp/aist_j/topics/to2005/to20050420/to20050420.html

2005-04-21(Thu):

先日、とある研究機関の方から情報発信に関する手法について意見を求められることがあった。ほんとうに光栄なこと。心から喜んでいる。有用なアドバイスとなれば幸い。一日も早い実現を心待ちにしている。

2005-04-22(Fri):

『情報メディア法』(林紘一郎、東京大学出版会、6090円)が出版された。目次は以下の通り。

第1章 インターネットの登場と情報メディア法
第2章 情報メディア法の定義と分類
第3章 コンテンツ規制:「言論の自由」と情報メディア法
第4章 情報仲介者の法的責任:C´型規律のあり方
第5章 コンデュィト規制:情報メディア産業法
第6章 マス・メディアとコンデュィトの紐帯関係
第7章 デジタル情報財の法的地位:著作権を中心に
第8章 解釈論から立法論へ

読みたい。しかし、価格面で手が届かない……。

・『情報メディア法』(林紘一郎、東京大学出版会、6090円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130311794/arg-22
・林紘一郎
http://lab.iisec.ac.jp/~hayashi/